ヤクルトの新助っ人でクローザー候補のカラシティーは必殺の変化球を「ハイチュウ・スプリット」と命名した

ヤクルトの新外国人のマット・カラシティー(26)が4日、沖縄・浦添キャンプでブルペンに入り35球のピッチングを行った。今季のヤクルトの浮沈を握るクローザー候補は、勝負球のスプリットを披露。キャッチャーが捕球に困るほどの落差を見せたが、インタビュー中にポケットから森永製菓のソフトキャンディ「ハイチュウ」を取り出したカラシティーは「名づけてハイチュウ・スプリット」と命名した。

 沖縄とは思えぬ寒風の吹く浦添のブルペンに立った新守護神候補は、その1球目からエンジン全開でピッチングをはじめた。フォーシームに加え、カット、スライダーと変化球を続けて、スプリットを投じると、ブルペン捕手の小山田貴雄が思わず唸った。

「えぐい!」

 途中から右打者を想定。ブルペン捕手にサインを出させる実戦形式にピッチングを切り替えると、コントロールが安定、ここでもスプリットが鋭く落ちた。

 191センチ、92キロの長身で、さらにステップ幅が短いので、なおさらボールに角度を感じるのだ。打者がてこずる姿は容易に想像できる。近年、日本で成功する外国人投手が増えているが、日本人にはない角度のあるボールを操ることがひとつの成功条件になっている。

「スプリットは2ストライクから低めに落とすことを心がけている。アウトが取れる最大の武器だ」

 カラシティーは胸を張った。

 “日本では、そういうウイニングショットには異名が付くんだよ”という話をスポーツ紙の番記者がふると、おもむろにポケットからソフトキャンディ「ハイチュウ」を3箱まとめて取り出した。「こっちで知って気に入っているんだ。特にストロベリー味が。ハイチュウを食べると、スプリットの落差が大きくなるかもしれないよ。だからハイチュウ・スプリットと名づけよう!」。明るい新外国人は話題作りも上手なようだ。

 実は「ハイチュウ」は田中将大が、ヤンキース入団当時、クラブハウスでチームメイトに配って人気を集めたお菓子。メジャーリーガーに好かれるテイストのようで、マー君は、それをコミュニケーションツールとして利用したが、すっかり、そのソフトキャンディの虜になったカラシティーは、それをうまく気分を転換させ集中力のあるピッチングにつなげたいようである。
 カラシ(辛子)ティーなのに甘いものが好きとはなんともゴロも面白い。

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