キャンプスベイのビーチ。ライオンズヘッドが見える

 成田から香港経由でヨハネスブルグ、O.R.タンボ国際空港に着いた。国内線のケープタウン行きに乗り継ぐ合間、ふと空港内のトイレに入った。海外では珍しくピカピカに清掃されたトイレに少し驚いた。「ようこそ、私の美しいオフィスへ」とモップがけをしていた若い黒人男性が手を止め、海外からの旅行者に笑顔を振り撒いていた。

 最近、日本からの観光客数を伸ばしている。長かったアパルトヘイト(人種隔離政策)の歴史を克服し、さらに貧困格差、治安の問題を克服すべく動き出した南アフリカ。政府も今、観光産業に力を注いでいる。

 雄大な自然、そこに生きる野生動物を目当てに、“一生に一度は訪れたい”と言う旅行者も多い。多くの民族と言語、文化から成り立ってきたことから“虹の国”と呼ばれている南アフリカ共和国を旅した。

フォト・ジャーナル<大自然と人 “虹の国”南アフリカへ>倉谷清文第9回

夏でも水温が低い

 喜望峰からケープ半島を西側に抜け、大西洋に面する海岸線に出てきた。右手にそそり立つ険しい岸壁を眺めつつ、チャップマンズピークドライブを抜けてくると美しいビーチが続く。

険しい岸壁沿いを走るチャップマンズピークドライブ

 ケープタウンにほど近いキャンプスベイは海外セレブの別荘やホテル、レストランが建ち並ぶ高級リゾート地だ。世界各国のビーチやマリーナを対象とした国際環境認証のブルーフラッグを取得している。この辺りの海は海流の影響か夏でも水温が低く、砂浜でくつろぐ観光客が多かった。(つづく)

(2017年11月撮影・文:倉谷清文)

※この記事はTHE PAGEの写真家・倉谷清文さんの「フォト・ジャーナル<大自然と人 “虹の国”南アフリカへ>倉谷清文第9回」の一部を抜粋しました。

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