他のコにとっての1年は私の3年

SKE48の惣田紗莉渚

 大学を休学し、初めての一人暮らしで20歳からのアイドル人生をスタートさせた惣田だが、同期はもちろん、先輩メンバーの大半も年下ばかり。

 AKB48グループ全体でも「世代交代」の波が自然と押し寄せる中、彼女は「年齢」という逆境にどうあらがい、越えていったのか?

 「はじめは20歳という年齢をイジられるのは嫌でした。でも、それが注目を集めるのなら、プラスに考えるしかない。15歳よりも20歳でアイドルになる方が珍しいなとか、若いメンバーが出演できない夜の番組のお仕事もできるなとか……。それに、20歳ということで目的意識もハッキリと持てましたし、良い意味で自分が追い込まれるのもいいんじゃないかなって。『他のコにとっての1年で私は3年ぶんの活躍をしなくちゃ』という気持ちでした」

「選抜総選挙」ではノーマークから8位に

 年齢というハンデを努力で埋めることを選んだ惣田は、バレエで培った劇場公演でのパフォーマンスとファン対応の良さなどで人気を集めて、「AKB48 選抜総選挙」でも55位→30位と着実にステップアップしていく。

 そして24歳で迎えた昨年の「総選挙」で、見事8位にランクインして選抜メンバー入りを果たす。

 「中間発表は62位でしたが、私には4年間でファンの方々と築いてきた絆もあったし、どこかで選抜には入れると信じていました。でも、スタッフさんの間でもノーマークだったみたいで。名前を呼ばれた瞬間も、(中継番組)のテレビカメラに全然抜かれなくて、司会の徳光(和夫)さんが慌てて手元の資料を見ているのが分かりました(笑)」

 はにかみながら自虐ネタを披露しつつも、「見える景色がすごく変わりました。それに、初めてお世話になる番組の台本にも『選抜総選挙』の順位が書かれていたりして。名刺代わりにもなるし、すごく大きなことだと思います」と選抜入りの喜びを語る。

 今月7日には自身初のソロ写真集『惣田紗莉渚ファースト写真集 うらばなし』もリリース。
幼い頃から続けて来たバレリーナとしての表情や高校時代の制服姿、大人の女性としての艶っぽい姿、自宅でのプライベートショットなども収められて、24年間の人生の集大成ともいえる作品だが、「まさか写真集まで出せると思っていなかったので、奇跡ですし、一生の思い出にもなります。すべてはファンのみなさんのおかげなので、やはりまずはファンの方に見て頂きたいですし、『SKE48』や『AKB48』を知らない方にも手に取って頂けたらうれしいです」と瞳を輝かせる。

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