カブスと6年138億円で契約したダルビッシュ。他球団が争奪戦に敗れた理由は?(写真・アフロ)

キャンプイン直前に合意に達したダルビッシュ有(31)とカブスとの契約は獲得を狙っていたライバル球団を落胆させ、地元メディアは続々と検証記事を発信している。

 正式オファーをしたツインズの地元であるパイオニアプレス紙は、「ツインズにとって土曜日の午後は、失望をもたらすものだった。全てが驚きではなかったとしても、カブスが、この史上最も停滞していたFA市場のトップ先発投手に限度ギリギリの金額を費やしてツインズに策略で勝った」と伝えた。

「複数の報道によると、31歳の日本人右腕は6年契約に合意、1億2600万ドル(約138億円)が保証され、さらに出来高で2500万ドル(約27億5000万円)近くを得るチャンスがある」というカブスの契約内容を明らかにした上で、「ツインズを契約年数で上回っただけでなく、ダルビッシュが望んだオプトアウト条項(契約途中FA権)も問題になったのかもしれない」と敗因を分析した。

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン記者によると「ツインズとブルワーズは5年1億ドル(約110億円)を超えるオファーを提示した。1億2600万ドル(約138億円)の契約には届かなかったが、ドジャースのオファーも、年俸総額を削減できなかったことが影響して、6年1億ドル(約10億円)近くだった」という。

ドジャースの地元であるロサンゼルス・タイムズ紙は、「ワールドシリーズでの背信先発にも関わらずドジャースが残留を希望していたダルビッシュ有は、カブスと今冬のFA選手として最長、最高額で契約合意に達した」と報道。ダルビッシュが、今オフにチームのエースであるクレイトン・カーショーと合同自主トレを行っていたことにも触れ、「31歳のダルビッシュは、カーショーとテキサスで冬の間に練習を行い、チームも彼と連絡を保ってきた。だが、ドジャースは、カブスのオファーに届かず、ダルビッシュのための年俸枠を確保することができなかった」と伝えた。やはり贅沢税の対象となる年俸総額が障害になったようだ。

だが、「もしドジャースが、年俸総額の限度額を下回れば、約1億ドル(約110億円)の年俸と税金を節約できたことになる。今シーズン後にオプトアウトができるカーショーの残留交渉のために、この節約分を利用できる」と、前向きに捉えていた。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします