本日の指名委員会で全員一致で決議

池田:指名委員会の委員長を務めます池田でございます。ただ今、綱川社長からご説明しました、執行役会長および執行役社長の選定について、決定までの経緯をご説明いたします。東芝の指名委員会は私のほか小林取締役、佐藤取締役、前田取締役の独立社外取締役4名で構成されています。昨年の秋以降、東芝グループを再び成長軌道に乗せるためには何が必要かを指名委員会で話し合いを重ねてまいりました。綱川社長とも話し合いを行う中で、これからの東芝グループの経営には、これまで以上に外部の知見を積極的に取り入れていく必要があるとの課題認識で一致しました。そして議論を重ねた結果、執行役会長がCEOとして中長期的な事業戦略の策定、対外活動を担い、執行役社長がCOOとして業務執行を統括する体制がこれからの東芝に必要であるとの結論に達しました。

 次に、執行役社長につきましては、引き続き綱川社長が【担って 00:07:29】いくことといたしました。綱川社長は就任以来、非常に厳しい局面の経営のかじ取りを担っておられますが、決算の正常化、米国原子力事業における親会社保証、メモリ事業の外部資本導入、特設注意市場銘柄および管理銘柄の指定解除、新株式発行による資金調達など、さまざまな経営課題を1つ1つ前進させてきました。これらの実績と社長信任調査の結果も踏まえ、指名委員会におきましては全員一致で綱川社長を6月に開催予定の定時株主総会以降の執行役社長として取締役会に提案し、本日開催の取締役会において決議いたしました。

 執行役会長につきましては、東芝グループ事業全体の方向性、中長期的な事業戦略を見極められるという観点で検討した結果、現在、シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社会長である車谷暢昭氏に会長をお願いするとの結論に、指名委員会の全員一致で至り、本日開催の【取締役会 00:08:54】において指名委員会の提案に基づき、車谷氏を4月1日付で執行役会長に選定するとともに、6月に開催予定の定時株主総会以降の執行役会長とすることを決議いたしました。また、これに伴い指名委員会におきましては、綱川社長と車谷氏を6月に開催予定の定時株主総会に提出する取締役候補とすることに全員一致で決議いたしました。

 車谷氏については、金融機関における豊富な経験と実績、投資会社を経た経験から事業会社の経営に関する高い見識を持って、2018年以降の資本状況を踏まえた東芝グループの中長期事業戦略の決定、経営資源の広域的最適運用を期待しております。また、これまでの豊富な人脈を生かし、東芝を代表し社外向け活動による企業プレゼンスの向上を期待しております。

 昨年の危機的状況を経て、これから東芝の本当の再スタートのときであります。その道は平坦なものではなく、厳しく険しいものであることは紛れもない事実であります。しかし、長い歴史の中で育んできた技術や人材など、有形無形の資産を持つ会社であります。車谷氏が東芝の外の知見、視座を持って経営全般の方向性を中長期的に俯瞰して統括し、綱川社長が事業の執行をしっかりとグリップする二人三脚体制でこれからの資産を最大限に生かし、持続可能な社会に貢献する企業として歩んでいくことを期待しています。

 これからの東芝に対しまして、今後、皆さまのますますのご支援、ご理解を、あるいはご指導をお願い申し上げます。ありがとうございました。

【連載】東芝、新会長兼CEO車谷氏が会見 全文2へ続く

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