宮原知子は回転不足をどこまで修正できるか(写真・アフロスポーツ)

 注目の女子フィギュアスケートシングルがスタート。21日にショートプログラム(SP)、1日空いて23日にフリースケーティング(FS)が行われる。日本からは宮原知子(19、関大)、坂本花織(17、シスメックス)の2人が挑む。難易度の高い4回転をプログラムに入れる男子と違い、3回転+3回転の連続ジャンプが主流の女子では、大きなミスが起こりにくく、優勝争いは、ロシアから個人資格で出場する“女王”、エフゲニア・メドベージェワ(18、OAR)、先の欧州選手権で、そのメドベに勝ったアリーナ・ザギトワ(15、OAR)の2人に絞られるだろうが、3つ目の表彰台争いは混沌としている。

元全日本2位で現在福岡でテレビ解説などに呼ばれる中庭健介氏は、表彰台争いは7人に絞られると見ている。
「メドベージェワとザギトワは別格です。そこに食い込もうと表彰台を争うのはイタリアのカロリーナ・コストナー(31)に、カナダのケイトリン・オズモンド(22)、ガブリエル・デールマン(20)の2人。そして日本の宮原さん、坂本さんの2人の計5人の争いになると見ています。経験のあるコストナーはプログラムコンポーネンツの評価が非常に高い選手で確実に得点をキープする安定感があります。カナダの2人も金メダルを獲得した団体戦での演技は目につきました。世界選手権での実績もあります」

すでにSPの滑走順が明らかにされていて日本の坂本は第4組の第1演技者、宮原は最終となる第5組の第2演技者だが、この第4組、最終組に振り分けられたコストナー、オズモンド、デールマンを含めた5人の銅メダル争いを中庭氏は予想している。

“前哨戦”とも言える団体戦のSPに出たコストナーは2位、オズモンドは3位、宮原が4位。団体戦FSでは、デールマンが3位、コストナーが4位、坂本が5位だった。
オズモンドとデールマンは昨年の世界選手権でメドベージェワに続き表彰台に乗った2人であり、デールマンは、羽生結弦を金メダルに導いたブライアン・オーサーコーチが教えている門下生の一人だ。

宮原、坂本が表彰台に上る条件は何か。
前出の中庭氏は、こう考えている。