大坂なおみは元女王のセリーナ・ウィリアムズまで撃破した(写真:Shutterstock/アフロ)

 パリバ・オープンでツアー初優勝を果たした大坂なおみ(20、日清食品)の勢いが止まらない。21日(日本時間22日)に行われたマイアミ・オープンの1回戦の相手は、グランドスラム通算23勝を誇るセリーナ・ウィリアムズ(36、アメリカ)。世界22位に上昇したばかりの大坂は6-3、6-2のストレート勝ちを収めたのだ。この大坂の快進撃を海外メディアも大きく取り上げた。

 英国のメトロ紙は、「大坂は快進撃を続け、マイアミ・オープンで素晴らしい流れに乗ってセリーナ・ウィリアムズを退けた。世界22位(の大坂)はインディアンウェルズでの素晴らしい優勝を再現すべく36歳の伝説的選手をストレートで下し、2回戦では、さらに、もう一度衝撃を起こすべくウクライナのエリナ・スビトリナと対戦する」と伝えた。

 ウィリアムズは、昨年9月に長女を出産してから競技に復帰後、これが2試合目。同紙は「ウィリアムズがまだ完全にスピードを取り戻していないのは明らかだったが、わずか1時間17分の大坂の勝利は、カリフォルニアでのプレーが1度きりではないという力強いメッセージをWTAツアーに送ることになった」と、3日前のツアー初優勝が決してフロックでなかったことを強調。大坂が、今季から、かつてセリーナ・ウィリアムズのヒッティングパートナーだったサーシャ・バイン氏をコーチに迎えていることを伝え「彼から番狂わせを起こす上で必要な何かしらの知識を得ていた」と大金星の背景を説明した。

 同紙は大坂の以下のコメントも紹介した。

「コートに来るときは、とても緊張した。知らない人もいるかもしれないが、セリーナは私の最も好きな選手。彼女と対戦するのは夢だったし、勝てたのでなおさらうれしい。私は、この対戦で彼女に自分の印象を残したかった。一度でもいいから『カモン』と掛け声を言わせたかったし、それができたと思う」

 2回戦では、第4シードのスビトリナと対戦するが、「大坂と過去に4度対戦して2勝2敗のスビトリナは注意深くプレーするだろう」と予想した。

 テニス情報サイトの「Tennis.com」は「マイアミで、セリーナを下した大坂の勝利から得た5つの情報」という見出しで、5つのポイントを指摘した。

 1つ目に挙げたのは、「大坂がセリーナのようにサーブでポイントを得た」という試合内容。大坂はファーストサーブで78%のポイントを獲得したのに対してセリーナは76%。「大坂のサーブは止めようがなく、サービスゲーム8つを全てキープ。セリーナは9ゲーム中5つのキープだった」とのデータを明示した。

 2つ目には「より正確なプレー」を挙げた。

「2人は、女子テニス界で最も強打を誇るが、大坂がより堅実な数字を残した」。大坂のウィナーは18でエラーは12だったが、対してセリーナのそれは16と28だった。さらに大坂は、第1セットではウィナーが7、エラーが7だったが、第2セットではウィナーが11、エラーが5と試合を進めるにつれ正確性が増した。

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