3ランで地元デビューを飾った大谷はファンのカーテンコールに応えた(写真・アフロ)

 エンゼルスの大谷翔平(23)が、初お目見えとなる本拠地でのインディアンス戦に「DH・8番」でスタメン出場し、初回に巡ってきた最初の打席で3ランホームランを放つ衝撃の地元デビューを飾った。投手での初勝利に続く打者としての4打数3安打の大活躍。全米メディアは大々的に、その歴史的快挙を報じた。

 地元のロサンゼルス・タイムズ紙は、「大谷に関する全ての懸念がぬぐい去られてダグアウトに笑顔があった。決定的な答えを出した。とんでもない奴だ。翔平!」と驚きをもって大谷の本拠地デビューを報じて「メジャーリーグ史上、最も楽しみなルーキーの1人である大谷が、この3日間で2度目となる劇的なプレーを披露した」と続けた。

  春季キャンプでは結果が残せず、大谷のマイナーリーグ開幕説という疑念も生まれていたが、エンゼルスは「球団の計画に従い外部には辛抱強く待つように促していた」という。

「ふたを開ければ、我慢は、ほとんど必要なかった。オークランドでの日曜日の最初の先発で大谷は3人の打者に対し3点を許したのみで、支配的な6イニング(投球)でアスレチックスを破った。キャリア2度目のDHでは、さらに狙い通りに彼を打ち取ることは難しくなった」と絶賛した。

 大谷の快打により勝利投手をプレゼントされることになったギャレット・リチャーズは、「彼の肩には多くの期待がかかっている。しかし、彼がフィールドでプレーを楽しみ、結果を残す姿を見れてよかった」と語っていたという。チームメイトは「サイレント・トリートメント」というベンチでの出迎えの際に無視する儀式で新人の大谷を祝福したが、やはり、誰もが注目のルーキーのデビューを心配していたのだ。

 同じく地元のオレンジカウンティ・レジスター紙は「この2日間(投手として先発勝利&本拠地本塁打)で、大谷は、不可能に見えていた挑戦(二刀流)を可能に感じさせた。投手大谷が躍進の投球を見せてから、わずか48時間後、打者大谷は3安打を放ち、3ランまで記録して見せた」と最大限の賛辞を送った。

「エンゼルスがインディアンスを13-2で破り勝利を祝った後、選手たちは、23歳の大谷がやってのけたことへの驚きがまだおさまっていなかった。大谷の春季キャンプでの結果が期待されたものではなかったことへの疑いを抱いていた人々は、この数日で、急に静かになった」と続けた。

 記事では、大谷のチームメイトの声も紹介されていた。

 イアン・キンズラーは、「彼のプレーに対しての不必要なコメントがたくさんあった。彼はここまで自分を証明する機会がなかった。しかし、彼は大きな注目を浴びながら、まったくそれを苦にしていなかった。そんな選手を見れるのは、とても楽しい。シーズン開幕の1週目は、きわめてよくプレーしている。それを見れて興奮している」と大谷のプレーを讃えた。