3戦連発の大谷に「8番で置いとくのはもったいない」の声(写真・アフロ)

エンゼルスの大谷翔平(23)が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたアスレチックス戦でチームの新人記録となる3試合連続本塁打をかっとばし、地元だけでなく全米を騒然とさせた。

 大谷は「DH・8番」で3試合連続本塁打を放ち、“二刀流”の登板に備えるため先発の前後の2試合はスタメンから外れているが、早くも大谷の打順昇格と打者としての試合増を求める声が出始めている。

 米スポーツメディアのジ・アスレチック紙が報じたもので、同記事は「大谷の序盤での活躍でエンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷の起用法について再検討を強いられるかもしれない。これだけの強打があれば、打線の中軸(クリーンナップ)に上げるべきとの声を出してしまう。彼は現在8番打者だ」と大谷のクリーンナップ昇格を主張した。3本塁打は、マイク・トラウト、アルバート・プホルスと並びチームトップだが、大谷の打席数は2人の約半分。打率、打点など、他の打撃成績の多くがチームトップへと向かっているのだから、打順昇格の声が出てくるのも当然かもしれない。
「恐怖の8番」として置いておくのはもったいないという理論だ。
 現在、トラウトを2番に使い、3番にジャスティン・アップトン、4番にプホルス、5番にコール・カルフーン、6番にアンドレルトン・シモンズ、7番にルイス・バルブエナというラインナップ。
 アップトン、プホルスは打っているが、5番のカルフーンは1本塁打、3打点も打率は・176と不振。7番のバルブエナも打率・222、1本塁打4打点の成績で、打率・389、3本塁打、7打点の大谷には及ばない。
 
 だが、その意見に対してソーシア監督は、「そのようにすべきかをいつも考慮しているが、まだシーズンの1週目だ。選手全員を落ち着かせ、気持ちよくプレーさせたい。今は、打順を見定めている。決して、結果を残して別の打順での準備ができている選手を動かさないということではないが、今は、この状態が良いと思う」と、当面は、大谷を8番で固定させる考えを明らかにした。

また同記事は、「大谷は日曜日のアスレチックス戦で先発する予定で、火曜日までは打席に立たない。現在のエンゼルスは、彼の先発前日、翌日には、DHでの起用予定はないが、その起用法が変わる可能性もある」と、打者としての出場試合数が増加する可能性を指摘した。
 
 この大谷の二刀流の起用法に関してもソーシア監督はコメントを出している。

「我々の医療スタッフは、彼とよく連絡をとっており、彼には、投手に専念しなければならない時間がある。それが登板前日、翌日だけでは足りないと、シーズン途中に言うことはない。だが、今の状況(3試合連続本塁打)では慎重さを欠いてしまう。日曜日にちゃんと投球ができるかを確かめたい」

 周囲からは、「大谷をもっと使え!」の声が挙がるが、ソーシア監督は、当初のプラン通りに登板の前後の2試合は、打者としての起用を封印するという慎重な姿勢を貫く考えのようだ。長いシーズンと、大谷の疲労度、故障のリスクを考えると賢明な処置だろう。