2勝目を挙げたエンゼルスの大谷投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

エンゼルスの大谷翔平(23)が8日(日本時間9日)、本拠地のエンゼルスタジアムで行われたアスレチックス戦でメジャー2度目の先発マウンドに立ち、7回一死までパーフェクトピッチング。マーカス・シミエンにレフト前ヒットを許して、この回でマウンドを降りることになったが、毎回の12三振を奪う7回無失点の好投で打線の援護もあって6-1でチームは勝利、大谷が2勝目を手にした。

 チケットは完売した。日曜のデイゲーム。二刀流スターの本拠地初登板に満員となったエンゼルスタジアムが異様なムードに包まれていく。7回一死までパーフェクト。近づく大記録への期待感だ。
 だが、シミエンにカウント2-0からストレートをレフト前へ低いライナーでもっていかれた。ここで不思議な現象が起きる。その瞬間、ファンは総立ちとなり、大谷にスタンディングオベーション。“記録は途切れたがよくやったぞ”という激励の拍手を送ったのである。まだ降板したわけでもないにも関わらずだ。

 大谷は続くラウリーにも四球を与えて崩れかけたが、二死二、三塁でオルソンからは、鋭く落ちるスプリットで12個目の三振。この回、少しボールが抜け始めたことを考えると91球降板も仕方なかっただろう。
 スピード、コントロール、キレの3つが見事にシンクロしていた。ボールはほとんど低めに集まり特に配球の中で配分を増やしたスプリットを自在に操った。
 1回は、三者連続三振の圧巻スタート。2回には二死から4月1日のメジャー初登板で本塁打を浴びていたチャップマンをスプリットでレフトフライに打ち取った。打順がふた周り目となる4回には、さらにギアをあげた。トップのジョイスには、カーブから入るという考えた配球でカウントを整え最後はスプリットでファーストゴロ。続くシミエンをスイングアウトさせたボールは99マイル(約160キロ)が掲示された。
 4番のデービスから始まる5回も再び三者連続三振。キャッチャーのマルドナードのサインに首を振るシーンもポイント、ポイントにあって大谷自身が頭を使いながら投球を組み立てていたのがよくわかる。

 試合後、場内でのフラッシュインタビューに答えた大谷は、「まずは勝てて良かったです。ゲームを作れて良かったです」と第一声。完全試合が続いていたことについては、「特に意識をせず、一人ひとり切っていければと思っていました」とコメント。「前回のようにストライク先行でいけて良かったと思います」とピッチング内容を振り返った。
「(本拠地ゲームにも)自然体で入れました。昨日、負けていたので、カードを勝ち越しでいければいいなと思っていました」
 大谷は10日(日本時間11日)のレンジャーズ戦からDHで復帰、4試合連続で出場予定で、15日(日本時間16日)のロイヤルズ戦に3度目の先発登板をする予定だ。

 

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