小栗旬(撮影:志和浩司)

 花より男子Nest Seasonとして杉咲花主演のドラマ「花のち晴れ」(TBS系)が17日からスタートするが、花より男子と聞いて思い浮かぶのが「花より男子2(リターンズ)」最終回の日本武道館でのクライマックスシーンだ。2007年の話ではあるが、ヒロイン井上真央やF4と呼ばれる松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力ら主要キャストが勢揃いするなか、1万人を超えるエキストラが集結し、ドラマ史上に残る圧巻のプロポーズシーンが演出された。ドラマやCMに欠かせないエキストラだが、どのようにすれば出演できるのか。また、現場はどのように進行して行くのだろう。

仕事はさまざま、運営母体の素性確認は必須 ギャラは数千円から数万円だが多くは薄給

 「新しいところでは、昨年高視聴率を記録した『陸王』でマラソンシーンに大量のエキストラを動員したことが話題になりましたが、こうした大掛かりなものだけではなく、ごく小規模なものも含めれば、エキストラは常時募集されていると言っていいでしょう」と話すのは、地上波放送局の50代男性プロデューサーだ。

 とはいえ、どうすればエキストラの仕事にありつけるのだろうか。ネット時代になって応募も気軽にできるようになったが、注意も必要と指摘するのは、キャスティング会社の40代男性スタッフ。

 「要はエキストラもアルバイトですから、いまはWebのエキストラ募集サイトやスマホの求人アプリなどを使って簡単にエントリーできます。『エキストラ出演』『モデル募集』など、いろいろなキーワードで検索をかけてみるといいでしょう。注意すべきことは、個人が勝手に流しているような情報ではなく、よく知られているアプリの公式アカウントであることなど運営母体の素性がはっきりしており、求人内容に不審な点がないものを選ぶことです。また、『陸王』などもそうでしたが、番組の公式サイトや放送局の公式サイトに募集告知が掲載されることもありますので、こまめにチェックするといいでしょう。ただし、ギャラも交通費も出ないボランティアエキストラという場合も結構あります」

 また、多少手間はかかるが他にも応募の方法はあるようだ。

 「番組の制作会社でもエキストラを募集していることはありますし、エキストラの派遣をメインにしている会社(プロダクション)もあります。それらのエキストラに登録すれば、優先して情報をもらえます。番組観覧などはまったくの素人で構わないわけですが、セリフのある役などエキストラといえど演技力が求められることもあり、実際に小劇場などで演劇をやっているレベルの役者さんでなければ難しい場合もありますので、募集要項はしっかり読んでください」とは、テレビ情報サイトの30代女性編集者。

 そこで、実際にスマホでいくつか検索してみると、その手の情報にアクセスすることができた。一般的に使われており信頼のおける大手アプリの公式アカウントの中に、出演募集のアカウントがあったのでフォローしてみると、続々と情報が流れてくるようになった。地上波放送局の有名情報番組内の通販コーナーに出演する下着モデルや、やはり有名番組の再現ドラマに出演するエキストラなど、さまざまな案件があるようだ。中には、イベント会場のデモンストレーターや模擬挙式のモデル、ビールメーカーのWeb向けPR動画のエキストラといったものもある。そして、それぞれ案件に合わせて年齢や性別、外見やファッションなどの募集条件が細かに明示されている。ギャラも数千円、高ければ万単位の案件もあるにはあるが、ほとんどの場合は薄給と考えてよさそうだ。それで稼ぐというよりは、エキストラとして番組に携わって制作現場を体験してみたい、プロの役者の仕事ぶりを観てみたい、演技の練習をしてみたいなど、お金以外のモチベーションが持てないと厳しいかもしれない。

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