ジャニーズの人気アイドルグループ、Kis-My-Ft2(以下、キスマイ)の横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永が主演するドラマ『○○な人の末路』(日本テレビ系、月曜よる0時59分)が23日スタート。原案は14万部突破した鈴木信行氏の著書『宝くじで1億円当たった人の末路』(日経BP社)で、さまざまな人生の選択を描き、“末路ブーム”を巻き起こした。なお、4人はキスマイの後列メンバーから結成された派生ユニット「舞祭組(ブサイク)」としても活躍中だ。

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4人の主人公の行動を疑似体験 「最終的には1つの末路につながる」ってところが気になる

 ドラマを鑑賞する前は、正直ピンとこなかった。それは、「宝くじ当選」という事態が夢のまた夢の話とあって、日ごろ「俺は金に縁がない」、「俺は運がない」などと思ってしまっている筆者としては、まったく縁がない話に感じられたのだ。当選した人の話を聞いたって面白くもなんともないだろう……。しかし、やはり“末路”という部分が気になって、とりあえず第1話を観ることにした。

 まずはそれぞれの物語が並行して描かれ、キスマイの4人が各人各様の物語を展開する。

 「仮想通貨で思わず大金を手に入れちゃった」賢太(横尾渉)、「日本一顧客思いのクリーニング店を経営する」葉一(宮田俊哉)、「疲れた。田舎でのんびり暮らしたいと思った」利樹(二階堂高嗣)、「事故物件を借りちゃった」竹雪(千賀健永)……。いずれもそれなりの生活を送っており、次のステップへ一歩踏み出したいモヤモヤな気持ちを抱くなか、結婚や正社員への登用など、人生の岐路がそれぞれに訪れる。4人の人生が、最終的にどんな末路を迎えるか。それぞれの末路が一つのドラマの中で交錯し、最終的にある一つの末路へとつながるという。そう言われると気になってたまらない。

 考えてみれば、人生は選択の連続だ。生きていく過程で、何をするにしてもその後のことを考えたとき、「これに手をだしたらどうなるのだろうか」と、思案する局面は多い。人生が大きく変化する怖さもあるし、視聴者が4人の主人公になりきって観ていくと、その悲喜こもごもに感情移入できそうだ。

 放送終了後、ネットには「本当に面白くて全国放送じゃないのが残念」、「今後4人がどう絡んでいくのか目が離せません! 生き生き演じる姿見れて最幸」と高評価の声が多く出ている。

 今後、4人がどう関わり合っていくのか、日ごろのチームワークや息の合った演技がドラマ内でも発揮できるのか、見どころは盛り沢山で楽しみだ。それぞれがどんな末路をたどるのか予想しながら観るのもいい。

 次も観たい度 ★★★☆☆

(文・田村豊)