走塁で左足首を捻挫してマー君との対決を流した大谷はいつ復帰できるのか?(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

エンゼルスの大谷翔平と、ヤンキースの田中将大の日本人メジャーリーガー対決は惜しくも実現しなかった。前日のゲームで走塁の際に左足首を捻挫した大谷は、大事をとって練習と共に試合出場も控え、田中は、大量得点をバックに6回を投げて2安打1失点9奪三振で今季4勝目をマークした。米メディアの焦点は大谷の復帰時期がいつになるか?という問題だ。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は、「大きなリードをもらったヤンキースの右腕の田中将大にとってストレスのない夜となった」と、田中の好投を称え、大谷の現状と復帰問題について記事にした。

「大谷は、試合後に通訳を通じ、『足首はずいぶんと良くなった』と語った。彼は、日曜の夜にヤンキース相手に打席に立ち、火曜日にボルチモア相手に投げる自信があるようだ。だが、『これは自分で決めることはできない。医療スタッフ次第』とも話している」と、まずは事実関係のみを報じた。

 その上で、「エンゼルスは大谷がすぐに戻らないように配慮するだろう」と、エンゼルスが完治するまで慎重に様子を見て試合出場を控えさせるだろうという見解を示した。

 ソーシア監督も、大谷の復帰時期に関して、「彼の過去を理解し、日本での監督や投手コーチの話を聞く限り、彼は、引き下がることはなく、いつもプレーすることを望むだろう。だから我々が100%の状態であることを確認して決定を下す存在でなければならない」と語っているという。

 地元紙の オレンジカウンティー・レジスター紙は、1-11で完敗した試合を伝える記事の中で、マー君と大谷の対決が実現しなかったことについて触れた。

「日本では土曜日の試合は機会を逃した試合として記憶されるかもしれない。チケットが完売となったエンゼルスタジアムのみならず、大谷と田中の対戦の可能性から日米でもテレビ中継された。大谷がアメリカで日本の投手と初めて対戦する試合となるはずだった」

 そしてファンにとって注目が集まる大谷の復帰時期については、「3戦のシリーズは日曜日に幕を閉じる。日曜日は希望とともに始まるだろう。大谷は通訳を通じ、彼の足首は『かなり良くなった』と語った。彼は通常の日程通りブルペン投球があり、ヤンキース相手に打席に立つことが許されると信じている。その一方で決定は彼が下すものでないことも理解している」と伝えた。同紙も火曜日(日本時間2日)のオリオールズ戦の5度目の先発も含めて復帰時期についてあえて言及しなかった。

 大リーグ公式サイトも「田中、大谷の対戦は実現せず」の見出しで大谷の左足首の捻挫により実現しなかった日本人メジャーリーガー対決を残念がった。

「このシリーズで投手・大谷と対戦しないということをヤンキースは知っていたが、右腕の田中将大が先発する試合に打者・大谷と対戦する可能性があることは楽しみにしていた。だが、大谷は金曜日に左足首をねんざ、田中が六回を2安打に抑え9三振を奪い、11-1でヤンキースが勝利するところを(ベンチから)見ることになった」と伝えた。

 また同公式サイトは大谷の復帰時期について、「左足首捻挫からの早期復帰を期待」と見出しを打ち、「大谷は、日曜日に通常通りブルペンで投げ、足首の具合を調べる予定と話している」と記した。

 そして大谷の「土曜日の試合で出場できず残念だが、田中との再戦がかなわなかったことが理由でない」というコメントを紹介。「なるべく多くの試合に出たい。多くの試合に出ることでより良いリズムを作れる。その意味で出場できず残念」との大谷の補足説明をつけくわえた。

 米メディアも大谷の復帰時期について要領を得ていないようだが、まだシーズンも序盤だけに無理をさせずに「慎重を期す」との見解が大半を占めているようだ。