TOKIOの山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検、不起訴(起訴猶予)処分となったことを受け、2日午後から都内ホテルでリーダー・城島茂はじめ山口以外のメンバーがそろって会見を開いた。会見は約1時間半におよんだ。

 報道陣がつめかけるなか、4人のメンバー、松岡昌宏、城島、国分太一、長瀬智也の順で一人ずつ登壇。被害者への謝罪に続き、ファン、関係者へのお詫びの言葉を述べた。

 メンバーたちの説明によると、今週の月曜日、4月30日の夜にようやくスケジュールの調整がとれて、山口を含めメンバー5人全員が集まって話し合いを行った。その際、山口は土下座して詫びるとともにTOKIOを辞める意志を伝え、事務所宛ての退職願を提出し、城島がいったん預かったという。メンバーたちも今後のグループとしての活動や山口の処遇などについて、具体的な答えはまだ出せない状態とのことだった。

他メンバーの会見は山口の会見の物足りなさを補うものだったのか?

 会見を通して筆者が感じたのは、先週謝罪会見を開いた山口本人よりもむしろ他のメンバーのほうが深くショックを受けて謝罪しているかのような印象だ。TOKIOについては過去、何度かの取材をして好感を持っていた大人のグループだ。とくに松岡の、涙に声を震わせながらの「(山口の会見を観て)『自分の席があるならまた戻りたい』という彼の甘ったれた意見は、どこから出るのだろうとずっと考えていました。そんな甘さの根源がTOKIOなら、早くなくしたほうがいい」というストレートな心境告白は胸に響いた。

 そして、響いたのはいいのだが、多少うがった見方をすれば、ジャニーズ事務所側にとって先週の山口の緊急謝罪会見が不調に終わった、あるいは十分満足のいく内容にならなかったことから、今度はメンバーの謝罪会見という段取りを組んだのではないか、と考えられなくもない。山口の発言内容についてネット上などで批判が噴出したこともあり、メンバーたちが会見を開かざるを得なくなったのではないか? 果たしてきょうの会見は、本当に城島、国分、松岡、長瀬の4人がどうしても開く必要性を感じて開いた会見だったのか。

 ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏は1日、ファックスで謝罪コメントを発表した。

 「メンバーも、それぞれが23年の時を重ね、今の立場に立っております。彼らが、まず何をすべきか、これからをどうしていくか、彼らが考えて決めていくことを受け止めます」

 現場の不始末は現場で片付けろ、という意味にとれなくもない。必ずしも悪いことだとは思わないが、ジャニー喜多川氏はそういう方針ということなのだろう。