「母の日」のピンク帽子をかぶって好投の大谷を途中降板させたソーシア監督の采配に批判が(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

エンゼルスの大谷翔平(23)が13日(日本時間14日)、本拠地のツインズ戦に今季6度目の先発登板、7回途中まで、3安打、11奪三振の好投を見せたが、降板直後に2番手投手が同点にされ手にしかけた4勝目が飛んでいった。チームはサヨナラ勝利したが、マイク・ソーシア監督のその采配を地元紙は強烈に批判した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は「大谷が、また1度、珠玉の投球を見せた。ただエンゼルスタジアムで日曜日に起きた最も不可解だったことは、打者を抑えていた大谷を途中降板させたマイク・ソーシア監督の決断だった」と、その途中交代を命じた監督采配を批判した。
 大谷は、6回までツインズ打線を無失点に抑えて、1点のリードを守っていたが、7回に一死からローガン・モリソンを四球で歩かせると、ソーシア監督は、キャリア最多となる103球という球数を考慮して大谷をマウンドから降ろした。

 同紙は、その際のスタジアムの様子を「ソーシア監督のブルペン投入の判断に対するブーイングは、大谷がマウンドを降りる際に起きた歓声に匹敵するものだった」と伝えた。

 結局、この采配が裏目に出た。
2番手として大谷のバトンを受けたキャム・ベドロジャンは、ロビー・グロスマン、ジョー・マウアーに連打を浴びて同点にされてしまったのだ。四球の走者を残した大谷に、自責と失点「1」がつき、手にしかけていた4勝目が消えた。

 同紙によると、ソーシア監督は、試合後、「大谷には、まだ余力はあったが、(続投させると投球数を)引き延ばすことになってしまうと思った。大谷の次のチェックポイントは110球になるが、我々は、彼をもう少し上のレベルに引き上げようとしている。翔平の投球数を今、引き延ばす必要はないと考えている」と語ったという。つまり大谷の今後を考え、ここで球数を増やし無理をさせることはない、との判断をしたわけだ。
 
 それはそれで納得のいく降板理由に思えたが、同紙は、「それでも、この判断は(ソーシア監督の)評価を悪いものにした。大谷は勝利投手の機会を失った」と、ファンの立場で厳しく斬った。