ヤンキースの田中将大(29)とエンゼルスの大谷翔平(23)の夢の対決が27日(日本時間28日)、ヤンキースタジアムで実現した。当初予定されていた投手同士の投げ合いは実現しなかったが、大谷は「4番・DH」でスタメン出場、両者は3度対戦して、大谷が2三振1四球でマー君の圧勝に終わった。田中は6回を3安打1失点に抑え6勝目をマークした。
 東海岸で実現した日本人対決を全米の東西メディアは大きく取りあげた。
 特にニューヨークメディアは、マー君に喝采を送った。
 ニューヨーク・デイリーニューズ紙は「田中は大谷を打ち倒したが、ヤンキースにとって重要なことは、先発投手の田中が中身の濃い投球をしたことだ」との見出しで報じた。

「例え田中が二刀流で騒がせる大谷との大リーグでの初遭遇という長く残る記憶を日本に届けてくれたとしても、地球の反対側で熱望された投手対決は日曜日に実現しなかった。田中は、彼の同郷の大谷から3度の対戦で2三振を奪い抑えたが、遥か東の国で実現した対決よりもヤンキースにとって、もっと重要なことは、彼らが日本から獲得した投手が、ヤンキースタジアムでエンゼルスに3-1で勝利した試合で6回を1失点に抑えたことだ」と田中の好投を称えた。

同記事は、田中が、ここまで不安定な投球を続け、「打線の調子が良かったので敗戦投手にならなかっただけで、1億5500万ドル(約171億円)の投手は、21回1/3を投げ、14失点、5本塁打を浴び、防御率は4.37から4.95と悪くなっていた」と指摘。マー君の試合後の「5月の登板の中で良かった試合の1つであることは確か」というコメントを紹介した。

 また「田中は、試合前に大谷ではなく、マイク・トラウトを『打線の鍵となる打者』と言及していた。大谷を1回の終わりにフルカウントからのスプリット(実際はスライダーでこの記事は間違い)、6回もカウント1-2からスプリットで2度空振りの三振に打ち取った」と対決の中身をレポート。「大谷が、まだ18歳だった2013年の日本での対決を数えると、この左のスラッガーは田中に対して13打数無安打となった」と、日ハム・大谷対楽天・田中の対戦データを引き合いに出した。