すれ違う女性に次々とぶつかっていく男性の動画がネットで話題になっています。女性だけにぶつかっていることなどから、おそらく故意だと思われますが、ネット上では同じような話が次々とアップされており、こうした行為に及ぶ人は相当数いるものと考えられます。

アフロ

 話題の動画は、ツイッター上に投稿されたもので、新宿駅の構内で撮影されたものです。リュックを背負った若い男性が、すれ違う女性とぶつかりながら進んでいきます。男性とすれ違う時にはぶつかったりしませんから、女性に対してのみ故意にぶつかっているようです。

 この動画の投稿を受けてネットでは、同じような被害に遭ったという女性の投稿が相次いでいます。ちょうど女性の胸の部分に手があたっていますから、これは痴漢行為でもあるとの声もあるようです。一部の人は注意すべきだと発言していますが、実際に注意したところ暴力を振るわれたという体験談もアップされており、安易に注意するのは危険かもしれません。

 こうした行為について取り締まって欲しいという声は多いのですが、現実にこのような迷惑行為を取り締まるのは、それにかける人手などを考えるとそう簡単ではないでしょう。もっとも最近ではAI(人工知能)による画像解析技術が進歩していますから、監視カメラの映像などを使って迷惑行為を検知することは難しいことではありません。

 実際、AIによる画像監視が徹底している中国では、あおり運転行為をカメラで自動検知し、摘発するというシステムがすでに実用化されています。

 ただこのようなシステムを張り巡らせてしまうと、街のあらゆる場所が監視対象となってしまい、プライバシーの問題が浮上してくる可能性もあります。また、こうした画像がハッキングされて、逆に犯罪に悪用されるリスクもゼロではありません。

 自然とこうした行為が淘汰されるのが理想ですが、現実はそうではありません。迷惑行為がなくならないようであれば、AIを使った監視や摘発といった制度の導入についても真剣に検討する必要があるかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)