「テトリス」と日本の工芸品のコラボレーション製品を披露する長江一彌氏とマヤ・ ロジャース氏

 世界中で愛されているゲームブランド「テトリス」と日本の工芸品のコラボレーション製品発表会が31日、東京・銀座シックスで行われた。

 「テトリス」は、1980~90年代にかけて世界中のファンを魅了し、“落ちものパズルゲーム”の元祖とも言われるコンピューターパズルゲーム。
 マトリックス(=画面)の上方からランダムに1種類ずつ落下してくる、4つの正方形を組み合わせて作られたブロックピース「テトリミノ」を回転させたり、移動させて、列すべてをブロックで埋め尽くすことで、その列を消滅させて得点を競う。

 そんな「テトリス」だが、近年は「テトリミノ」のデザイン性も高く評価され、照明器具やクッションなどのデザインに採用されたり、一つのデザインとして「ルイ・ヴィトン」や「シボレー」など、ハイブランドのプロモーションやCMに起用されるなど、ゲームの枠を超えてデザインの世界でも注目を集めている。

 今回、日本の工芸製品のまったく新しい未来の風景を創出することを目的とした「プロダクト ジャパン」が「テトリス」とコラボし、日本工芸技術を結集し、新たなテトリスデザインの製品を作製。
 発表会では、飛騨高山の職人が「テトリミノ」のをモチーフに飛騨の木材を使用して手掛けた「ひだの木のテトリス」や「テトリス積木パズル」、京都・長岡京の竹細工職人による「テトリス」型の仕分け箱を組み合わせた「竹重箱」、「テトリス」のデザインを取り入れた「瀬戸・白磁テトリスカップ」、「テトリス」の「T」をモチーフにした木製の持ち手を組み合わせた「丸亀・テトリスうちわ」などが披露された。
 
 「プロダクト ジャパン」の主宰で、瀬戸白磁の製作者でもある長江一彌氏は、「私自身、『テトリス』はゲームで知った世代なのですが、改めてそのデザイン性の深さを知って日本の工芸品とのコラボレーションを実現したいと思いました」。

 一方、「テトリス」のブランディングを手掛けるマヤ・ ロジャース氏は、「『テトリス』は来年で35周年を迎えますが、欧米ではライフスタイルブランドとしても愛されています。これをキッカケに、『テトリス』を通じて日本の工芸品の魅力や素晴らしさが、さらに世界中に広がったらうれしく思います」と話した。

 なお、この日発表された製品は、同日から6月6日まで銀座シックス内の「Artglorieux(アールグロリュー)」で、同月8日から六本木の「東京ミッドタウン」内の「THE COVER NIPPON」で販売されるという。