スタートした米球宴のファン投票で大谷はDHでノミネートされた(写真・アフロ)

大リーグの2018年オールスター(7月17日・ワシントンD.C、ナショナルズ・パーク)のファン投票が6月1日(日本時間2日)に始まり、全米で注目のエンゼルス、大谷翔平(23)がDHの投票枠にノミネートされた。さっそくエンゼルスの公式サイトは「大谷、オールスターゲームにバットの持ち込みを狙う」との見出しで、オールスターの関連記事を掲載した。

「エンゼルスの二刀流の天才がDHの投票枠に登場」とし、「大谷が正式に2018年のオールスター投票でDH枠に入った。彼の打撃成績は、まだエンゼルスでの今シーズンの彼の仕事の半分を表すに過ぎない。彼は二刀流選手としてのユニークな立場で投票の中でも最も興味深い候補選手の1人となっている」と伝えた。

記事の中でマイク・ソーシア監督は「彼は特別な選手。我々のチームに高いレベルで貢献を果たしていることに疑いはない。大変な誇りだ。チームの多くの選手が素晴らしいシーズンを過ごしていて、翔平もその1人なことは確かだ」と語っている。

 大谷がここまで打者として、30試合に出場、打率.291、OPS(出塁率と長打率を足した打撃指標)は.929、6本塁打の成績を残していることを紹介。

「大谷は、その二刀流の試みや世界規模でのファン層があることで、投票を有利に進めることができるかもしれないが、ア・リーグの他のDHで大谷の最も強力なライバルとして、レッドソックスのJ.D.マルチネス(打率.317、OPS1.030、18本塁打)と、ヤンキースのジャンカルロ・スタントン(打率.248、OPS.793、11本塁打)がいる」と、ファン投票争いのライバルとして2人の名前を挙げた。

また「大谷がもしファン投票で選ばれなかったとしても、選手投票で投手として選ばれるかもしれない。8度の先発で、大谷は45回1/3を投げ、防御率3.18で57三振を奪っている」と、投手としても好成績を残していることから、投手としての出場の可能性があることを報じた。

 大リーグ公式サイトは、「これら10選手が初のオールスターに選ばれるかもしれない」との見出しで、2018年のオールスターに初出場する可能性のある10選手を紹介。ア・リーグのDH部門で登録された大谷の名前が挙げられ、その記事の冒頭で動画を使って紹介されている。
「これは面白くなりそうだ。正しくは、このスポットは100打席以上立ち、OPS(出塁率と長打率を足した打撃指標)で大谷の.929を上回る1.030を記録しているJ.D・マルチネスになるべきだ。しかし、(ファンが)ショウヘイ劇場への思いがこみ上げ、彼への投票を止められず、ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)で、打って投げるという彼の夢を持ち続けたとしても、誰がそのことを責められるだろうか」と、大谷へ高まる期待感を伝えた。

 スポーツ専門メディアの ESPNも、現時点でのオールスター出場の可能性のある選手を各ポジションでリストアップ。同記事は、ア・リーグの打者部門のDHは、レッドソックスのJ.D・マルチネスが「投票で勝つはずだ」として、もう1人のDHには、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンを選んだ。
 ただ推薦出場となる投手部門ではアストロズのジャスティン・バーランダー、レッドソックスのクリス・セール、インディアンスのコーレイ・クルーバーらに加え、大谷の名前をリストアップした。
「最後の選択として大谷を挙げたい」と投手として出場を予想した。
 一方、捕手部門でレイズのウィルソン・ラモスが出場できなかった場合は、「ブレーク・スネルが、レイズ代表として最適な選択となる。スネルを入れなければならない時を想像してみてほしい。そうなれば、大谷がオールスターのア・リーグのチームから外れることになりかねない。もちろん、日曜日に先発することで常に数人の選手が入れ替わるため、選出から漏れた選手をオールスターで見れるチャンスはある。だが、大谷に関してはどうにかしてスペースを見つけなければならない」とも続けている。
 今季のオールスターの目玉が大谷であることは間違いなさそうだ。