東芝メモリと米ベインキャピタルが会見

 東芝が売却した半導体会社「東芝メモリ」と米投資ファンド「ベインキャピタル」が4日午後1時から都内で記者会見を開いた。東芝メモリから成毛康雄社長、ベインキャピタルから杉本勇次日本代表が出席した。

 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東芝メモリ売却完了 米ベインキャピタルと会見 」に対応しております。

【中継録画】東芝メモリ売却完了 米ベインキャピタルと会見

東芝メモリ社、株式の売却を完了

司会:ただ今からベインキャピタルと東芝メモリ株式会社の共同記者会見を始めさせていただきます。本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。初めに本日の出席者をご紹介いたします。ベインキャピタル日本代表、杉本勇次でございます。東芝メモリ株式会社社長、成毛康雄でございます。私は本日の司会を務めさせていただきます、東芝メモリ経営企画部の山路でございます。よろしくお願いいたします。

 まず初めに、ベインキャピタルの杉本日本代表より、このたびのクロージングにつきましてご説明申し上げます。

杉本:ベインキャピタル、日本の代表をしております、杉本でございます。本日、お忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。

 まず私のほうから、皆さまもご存じのとおり、6月1日付で東芝メモリ社、株式の売却を完了いたしましたので、その報告という形でご説明させていただければというふうに思っております。まず初めに、支援方針でございますけれども、まずはこの案件というのは日本にとっても非常に重要な案件だというふうに私ども、あらためて感じております。東芝メモリ社という国の基幹産業である半導体業界において、リーディングカンパニーという非常に重要な位置付けを持ってらっしゃるこの東芝メモリ社でございますが、この東芝メモリ社が今後も優れた技術、製品開発力を維持そして発展しながら、雇用を守って創出をしていく。そして日本の独立した企業という形で数年後に東京証券取引所に上場するということを目標として置いてございます。

 そしてこの目標を達成するには、やはり高い成長が見込まれているこの3次元のフラッシュメモリ市場、ここにおいて優れた技術、製品というものを継続的に開発、販売していく必要があるというふうに考えております。従いまして、今回、私どもが参画をさせていただくことで、スピーディーにこの開発を成し遂げていきたいというふうに思っております。

皆さまもご存じのとおり、半導体業界というのは非常に技術革新のスピードが速く、そしてグローバルな規模で大変厳しい競争というものにさらされております。従いまして、大規模な研究開発、そして設備投資というものを迅速に意思決定していく必要がございます。今回、成毛社長を中心とした既存の東芝メモリ社の経営メンバーを軸に、私どもベインキャピタルが取締役を構成することで強固なガバナンス体制を構築して、迅速な意思決定ができるというところを考えていきたいというふうに思っております。そして人材補強、そして財務戦略、さらにはグローバルの競争を勝ち抜くための技術提携、あるいはM&Aといったものを積極的に推進していきたいというふうに考えてございます。

 続きまして投資ストラクチャーでございますけれども、以前ご説明させていただいたとおりでございます。総額約2兆円。正確に申しますと2兆3億円という形になります。このうち約7500億円を普通株式という形で東芝が約3500億、そしてHOYAが270億を出資しまして、議決権ベースでは両者合わせて51.1%という形になります。残りを私どもが出資をさせていただき、プラス、議決権のない優先株式という形で、私どもはさらに追加の出資をさせていただきまして、総額約6000億円の出資というものを私どもからさせていただきます。そして、この6000億の内訳でございますけれども、約3950億円をSKハイニックス社から転換社債という形で融資を受けます。この転換社債でございますけれども、転換をするには競争法当局の承認がまず必要であるということと、それから今後10年間、東芝メモリ社の議決権ベースで15%以下になるという縛りがございます。

 それに加えて、社債型の優先株式という形で約4155億。これを東芝メモリ社の主要顧客でございます米国企業4社、Apple、Dell、Seagate、そしてKingstonという各社から出資を仰ぎます。それに加えて日本の銀行団から6000億円の融資というものを受けて、約2兆円の売却代金という形になってございます。

 すいません、ちょっとこの調子が悪いんですが、すいません。次にガバナンス体制ということで今回、冒頭にも申し上げたとおり、やはり迅速な経営判断というものが今後、東芝メモリ社がグローバルの競争を勝ち残っていく上で大変重要になります。従いまして、成毛社長を中心とした既存の経営執行メンバーと共に、私どもが主体となる取締役、ここが密に連携することで迅速な意思決定ができる、そういったガバナンス体制を構築いたしました。取締役のメンバーでございますが5名になります。代表取締役として成毛社長、そしてベインキャピタルからは私含めて3名、そしてHOYAから鈴木社長という5名が取締役メンバーという形になります。そして執行体制は成毛社長、渡辺副社長以下、現在の既存の経営執行体制というものを軸に考えていくという形になってございます。

 そして繰り返しになりますが、私ども執行メンバーと連携した迅速な経営判断というものを行いながら、コーポレート機能の強化、そしてグローバルに技術提携、あるいはM&Aといったものを支援していく。そしてもちろん研究開発、設備投資といった財務的な観点からも積極的に支援を行っていきたいというふうに考えております。

 日本で初めて、そして世界で初めてNAND型のフラッシュメモリを開発した東芝メモリ社、大変素晴らしい技術、そして製品開発能力を持っております。この素晴らしい会社が今後も発展、成長していけるように私どもも全力でご支援をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。

司会:続きまして成毛のほうから東芝メモリ株式会社の成長戦略について、ご説明を申し上げます。