独立リーグの栃木でプレーしている村田修一(左)を貧打に悩む阪神は獲得すべきだろうか?

 阪神のウィリン・ロサリオ(29)が打撃不振で2軍落ちとなった。3億4000万円(推定)の2年契約を結んだロサリオは開幕から32試合4番を任されたが、5月に入って5番、7番と打順が落ち、ついに2日の交流戦の西武戦でスタメンを外され3日に登録を抹消された。48試合で、打率.230、4本塁打、22打点、得点圏打率.230の成績に終わり期待された結果を残すことができなかった。「韓国の投手レベルを考えると2016年の33本塁打、120打点。2017年の37本塁打で111打点という数字を鵜呑みにできない」という不安の声があったが、それが現実のものとなった。
 
 チームのウイークポイントは明らかである。5日もオリックス相手に2点しか奪えず一発攻勢で逆転されながらも3失点にまとめたメッセンジャーを援護できなかった。チーム打率(.232)本塁打(26)、得点(167)の3部門でリーグ最下位。とにかく点が取れない。
「外国人については常にリストを作って準備している」という阪神フロントの姿勢は当たり前のことで、まだ92試合も残し、広島以外の5チームがすべて借金を抱えるというセ・リーグの状況を考えると、ここで手をこまねいているわけにはいかないだろう。
 シーズン途中の補強となると、新外国人の獲得か、トレード、或いは、独立リーグでプレーしてNPB復帰を狙っている選手しかない。
 そこでクローズアップされるのが、ルートインBCリーグ「栃木ゴールデンブレーブス」でプレーしている元巨人、村田修一(37)の存在だ。一塁というポジション、長距離砲という部分から考えてもロサリオの代役にピタリとあてはまる。
 
 そもそもシーズン途中に獲得した外国人選手が救世主になるケースは稀だ。昨年もキャンベルが期待外れで途中、ロジャースを獲得したが、40試合、打率.252、5本塁打、23打点に終わっている。何も、これは、阪神だけに言えることではない。2人の新助っ人に失敗したロッテも昨年、シーズン途中になぜかタイプ的に不必要だったサントスをキューバから獲得、彼は結局、走り打ちしか話題にならなかったし、続けてソフトバンク、オリックス、楽天でプレーしたペーニャを獲得したが、70試合で打率.242、15本、38打点の数字で救世主とはなれなかった。
 最近では、一昨年、シーズン途中に楽天が獲得したペゲーロが一時期、爆発的に打ったが、それでも、51試合、打率.279、10本、26打点の数字だった。シーズン途中に来日して、環境も含めて日本野球に適応するという問題をクリアするのは簡単ではない。
 
 そうなると計算が立つのは実績のある村田である。