スポイラのW杯予想は厳しいものだった。西野監督の経験不足とチーム高齢化を理由にグループリーグ3位かもと予想(写真・アフロ)

サッカーの日本代表は、9日未明に現地でスイスと強化試合を行うが、米を代表するスポーツ誌であるスポーツイラストレイテッド誌が、ロシアワールドカップにおける日本代表の分析記事を掲載した。
 スポイラの大会前恒例の展望記事だ。

「経験豊富なベテランにあふれた日本がワールドカップに舞い戻る」とのタイトルがつけられた記事は、「ベテランに牽引された日本がワールドカップの舞台に戻るが、均衡のとれたグループリーグの中で悲惨だった2014年(勝ち点1でグループリーグ敗退のブラジル大会)よりも良い結果を見せることはできるだろうか」というテーマに沿ってレポートされている。

 記事は、「日本はアジア予選に辛うじて勝ち残って6大会連続でワールドカップに向かい、最終段階でチームの進展を図っている。サムライ・ブルーは2014年のワールドカップで2得点のみに終わり、グループリーグで押しつぶされた。だが、今回は均衡が取れて与しやすいグループを突破する機会を思い描いているかもしれない」と展望した。

 ただ「ボスニア人のヴァイッド・ハリルホジッチ(前監督)のリーダーシップで予選通過を果たしたが、日本はかつての国際的スターだった西野朗監督の指揮のもとで大会に臨む」と、大会直前に監督交代が断行されたことについて紹介した上で、平均年齢28.2歳のチーム構成に疑問を呈した。

「日本代表は23人中14人が欧州を拠点とする。吉田、香川、長友、岡崎といった選手たちは大試合や厳しくスピードのあるリーグでも常連となっている。本田、香川、岡崎といった選手がしっかりとチームをまとめるだろうが、チームは高齢化している。本田、岡崎、キャプテンの長谷部といったスター選手たちは、いずれも30代で最盛期を過ぎている」
 厳しい指摘の一方で、「苦しんだ予選で香川がチームの中心だったことに驚きはなく、彼の6ゴールがなければロシア行きの確率も低かっただろう。サムライ・ブルーが3度目となるグループリーグ突破を果たすには、このボルシア・ドルトムントのスター選手が引き続き活躍をしなければならない」と、香川をキーマンに挙げている。

 その上で日本代表の戦いを「日本がコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦するグループHは、かなり実力の拮抗したグループに見える。日本はグループ突破の最有力チームではないが、初戦でコロンビアから勝ち点を取れば、少なくとも2位の座を争うことになるだろう。西野監督に率いられた選手たちはポーランドとのグループ最終戦前にセネガルと戦う。そのセネガル戦は、グループ突破へ向けてのプレーオフのような対戦となるかもしれない」と予想。6月25日に行われるグループリーグ第2戦のセネガル戦が最大の山場になるという見通しを明らかにした。