男性アイドルグループ・NEWSの小山慶一郎が、未成年女性との飲酒が発覚し、メインキャスターの一角を務める「news every.(ニュース・エブリィ)」(日本テレビ系)を当面休むこととなった。ジャニーズきっての知性派ともいわれる小山だが、そもそもタレントをニュース番組のキャスターに使うことに疑問を投げかける声も根強くある。

NEWS小山と加藤が未成年女性と飲酒 山口に対するコメント「何だったの?」

小山のキャスターとしての取り組みは評価が高い

 小山は明治大学文学部を2007年3月に卒業。専攻は東洋史(現・アジア史)で、在学中はジャニーズ事務所も学業を最優先にし、卒業式では模範卒業生に選ばれたという。「news every.」にレギュラー出演するようになったのはその3年後、2010年春のこと。当初は週1回、水曜のみの出演だったが、2014年からは月曜から木曜の第1部のメインキャスターを務めるようになった(水曜はエンディングまで)。放送は午後4時過ぎからだが、小山は午前中には局入りし入念に準備を行うなど、キャスターとしての姿勢は真面目で、周囲からの評価も高かったようだ。

 「東日本大震災の取材でも、在京局のキャスターでもっとも被災地に足を運んでいる一人と言われたほど、熱心でした。カッコだけでなく、実際に現場を長時間歩いて、足で取材していた。また、総選挙特番などでも取材力が高く評価されました。泥臭い現場で必死に取材するその姿からは、誰も彼がアイドルグループのメンバーだとは想像できなかったほどです」と、地上波放送局の40代プロデューサーは明かす。

 ただ、アイドルとしての評価は必ずしも高くはなかったと見る向きもある。

 「今回、小山とともに問題になった加藤シゲアキもそうなんですが、はっきり言って歌やダンスは微妙。そのぶんキャスターやコメンテーターにかける思いは強かったんでしょうが、今回の件にしてもプロとしては脇が甘いと言わざるを得ません」と、アイドル雑誌の40代男性編集者は厳しい意見を述べる。

芸能人が報道番組でニュースを伝えるのは、日本ならではの光景

 今月6日、ジャーナリストの池上彰氏が「文春オンライン」でニュース番組に芸能人が出演していることに対し、質問に答える形で意見を述べた。池上氏は、個々の番組についてコメントする立場にはないと断りつつも、ニュース番組では聞き手に芸能人がいる演出はアリだが、ニュースを伝えたり解説する役目を芸能人が務めることには違和感を禁じ得ないとした。なんでも海外が正しいわけではないだろうが、確かに芸能人が報道番組でニュースを伝えるのは日本ならではの光景のようだ。

 日本では、同じジャニーズタレントのTOKIO・国分太一が「ビビット」(TBS系)、嵐・櫻井翔が「NEWS ZERO」(日本テレビ系)、KAT-TUN・中丸雄一が「シューイチ」(同)、TOKIO・城島茂が「週刊ニュースリーダー」(テレビ朝日系)、少年隊・東山紀之が「サンデーLIVE!!」(同)、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧が「めざましテレビ」(フジテレビ系)など、それぞれMCだったりコメンテーターだったりと、関わるウェイトこそ異なるがニュース番組や情報番組にレギュラー出演し活躍している。また、ジャニーズだけではなく、「スッキリ!」(日本テレビ系)の加藤浩次をはじめ、お笑い系タレントもいまやおなじみの顔となっている。

 「ニュースを伝えるのは取材キャリアのある専門的なジャーナリストの仕事、というのはまっとうな意見だと思います。芸能人が出ていれば視聴率は取れるかもしれませんが、ネット時代にうかつなことを言えばすぐに炎上する昨今、芸能人キャスターがあまり増えるのはいかがなものでしょうか」と、ニュース番組のあり方を危惧するのは週刊誌の50代男性デスクだ。