左から国立新美術館館長・青木保氏と荒木飛呂彦氏。キービジュアルは左がDIO、右が空条承太郎。

 人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』が連載開始から昨年で30年を迎えた。その集大成となる「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の開催内容が少しずつ明らかになってきた。同展は8月24日~10月1日まで、国立新美術館(東京港区六本木)の開催後、11月25日より大阪文化館・天保山(海遊館となり)に巡回することも決定した。

 21日に行われた同展の記者発表会では、荒木飛呂彦氏が登壇し、開催の喜びとともに東京展と大阪展、それぞれのキービジュアルを公開した。東京展には「空条承太郎」、大阪展には「DIO」。善悪の象徴とも言える最強の二人を色鮮やかに描いたという。

 「二人とも神格化されています。富士山のとんがった三角の前にいる承太郎とスタープラチナ。月にいるDIOとザ・ワールドという絵画的な構図にも注目してもらいたいし、色の対称も夜と昼で描きました。自分でもかなり力を入れて思いを込めた作品になっています」と荒木氏。

 

ジョジョの30周年はまだ終わらない 集大成の原画展は8月24日から開催決定

2メートルの大型描き下ろし原画、荒木氏が解説する音声ガイド 新たな冒険いろいろ

 また、同展の最大の目玉になるのが、実物大のキャラクターとそれぞれのスタンドの描き下ろし大型原画(2000mm×1200mm)だ。

 「出来上がったばっかり、2メートルくらいの大きさです。実物大のサイズで12枚。12っていうのは自然界の数字、普遍性があるっていう理由で決めました。実物大なので、同じ場所に実在しているように、という目的で描きました」

 どんなキャラクターやスタンドが描かれているのかは、まだ明かされていない。同展でしか観ることができない新たなる冒険的な試みだという。

 さらに、同展で貸し出される音声ガイドでは、荒木氏自らが作品解説をしている。収録はすでに終えているそうで、ひらすら恥ずかしそうに「でしゃばってなければいいなと思います。何点か語らせてもらいました」

 展示室はCHAPTER1~8までに分かれ、30年の歩みを原画やさまざまな新しい手法の展示物で紹介している。彫刻やファッション、映像の第一線で活躍するアーティストとのコラボレーション展示があるのは、いかにも美術館らしい試みだ。

 チケットは完全日時指定制、数量限定の販売となる。会期前販売チケットは6月23日(土)午前10時からローソンチケットなどで発売される。