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 6月26日に新設オープンする新潟県の上越市立水族博物館「うみがたり」の内覧会が19日、上越市であり、日本海とつながった水槽展示、足元まで魚が泳ぐ水中トンネルなどの新施設がお披露目されました。旧水族博物館の老朽化などで100億円以上の建設費を投じた新施設は、上信越・北陸地方で有数の水族博物館としてこれまで以上のにぎわいが期待されています。

【写真】上越市立水族博物館が6月リニューアルオープン 「日本海と一体」型の展示

眼前の日本海と一体型の展示

[写真]水槽の中から「こんにちは」。早くも人気の2頭のシロイルカ

 「うみがたり」は、1980(昭和55)年の開館以来、老朽化した旧水族博物館に隣接する上越市五智に建設。日本海を目の前に臨む立地を生かした地上3階、延べ床面積約8400平方メートルの鉄筋コンクリート造りで、総工費は113億円余です。

[写真]日本海につながって見える水槽

 随所に新発想の設計を施し、眼前の日本海につながって見える水槽は目玉の一つ。この日はバンドウイルカが元気よく泳ぎ回り、観客席からは日本海で遊び戯れているかのように見えました。

[写真]来場者の上下で魚が泳ぐ水中トンネル

 水中トンネルは海の中を散歩している感覚を楽しむことができ、足元の床まで透明にしたことで、魚たちが見学者の上下左右を元気よく泳いでいました。

[写真]餌をねだるペンギンたち

 120羽ものマゼランペンギンを間近に見られる「マゼランペンギンミュージアム」では、餌をねだるペンギンたちが走り回り、来場者がいる通路をヨチヨチ横断する姿も。近い位置から友達感覚で観察できるペンギンは子どもたちの人気を集めそうです。

 「東京以北では初の展示」というシロイルカの雌2頭も期待の主役の一角を占めます。幾つかの芸を披露することができ、飼育スタッフの声掛けで首を回すしぐさなどを見せて、来場者を喜ばせていました。笑っているような顔が特徴で、スタッフは「いつも人気者で、顔で得しています」。

 このほか多くのファンや収集マニアもいるというクラゲやハゼ科のキヌバリ、ケンサキイカなど身近な魚や珍しい種類がコーナーごとに見ることができ、飽きさせない展示です。

[写真]6月26日にオープンする上越市立水族博物館「うみがたり」

 新設の「うみがたり」は水に生きる生物300種、4万5000点を飼育展示。展示点数は旧施設の4倍以上になります。

 開館時間は午前9時~午後7時(秋は同6時まで)。季節やイベントにより閉館時刻の延長も検討。入館料は18歳以上1800円、高校生1100円、小中学生900円、幼児(4歳以上)500円。シニア(65歳以上)1500円。年間パスポートも販売。レストラン、ショップも営業します。


■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説