嵐・二宮和也が“オペ室の悪魔”と呼ばれる天才外科医・渡海征司郎役で主演したドラマ「ブラックペアン」(TBS系)が24日に最終話を迎え、ネット上にはブラペロスに陥ったファンの声が多数躍っている。二宮の、臨場感を丸ごと引っ張ってしまうような凄みあるダークヒーローぶりは、同作を最後まで支えきった。数多いジャニーズタレントの中でも、演技力に定評のある二宮だが、その実力の源泉はどこにあるのだろうか。

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アイドルデビューより前に、俳優デビュー

 二宮がジャニーズ事務所に入所したのは1996年。生まれは83年だから、当時まだ中学生だった。のちに国民的アイドルグループとなる嵐がデビューしたのは99年で、二宮はそれまでにすでに演技デビューをしている。

 97年の「STAND BY ME」で初舞台を踏み、翌98年には田中美佐子と共演した「天城越え」(TBS系)でドラマ初出演を飾った。翌99年4月、「あぶない放課後」(テレビ朝日系)でドラマ初W主演。9月に「嵐」としてデビューしてからはしばらく表立った俳優活動はなかったが、2002年に「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」で映画デビューを飾ると、翌03年の「青の炎」で映画初単独主演を果たす。監督は蜷川幸雄氏で、二宮は家族を救うため犯罪に手を染めてしまう17歳の少年を好演、役者としての成長が評価された。同年に「Stand Up!!」(TBS系)で連続ドラマ単独初主演。さらに04年になると、蜷川氏の舞台「シブヤから遠く離れて」の主役に抜擢された。

俳優としての株を上げたハリウッド映画出演

 俳優として右肩上がりの上昇気運に乗った感のある二宮が、格段に株を上げたのがハリウッド作品への出演だ。

 「クリント・イーストウッド監督の『硫黄島の手紙』のオーディションに受かり、作品も演技もアメリカで高い評価を受けました。イーストウッドは二宮について『類まれな才能の持ち主』と称賛しましたが、『青の炎』のとき蜷川氏から『あの世代の演技者としては世界レベルで見ても、十分通用する』と認められた実力が証明された形です。現地のマスコミでも二宮が取り上げられ、CNNが選んだこれから期待できる日本の俳優の中に加瀬亮や堺雅人、安藤サクラ、木村多江らとともに名を連ねました」と、アイドル雑誌の40代男性編集者。

 ちなみにハリウッドデビューはジャニーズタレントとして初。「硫黄島の手紙」はアカデミー賞にもノミネートされた話題作となっている。妻を残し出征した兵士・西郷役は、二宮にとって大きなステップアップのきっかけとなった。