海外メディアは2点目をマークした乾を大絶賛した(写真・ロイター/アフロ)

ベルギー対日本の決勝トーナメント1回戦が日本時間3日未明にロストフ・アリーナで行われ、日本は2点を先行したもののアディショナルタイムに逆転されて2-3で敗れ悲願のベスト8進出を果たせなかった。それでもFIFAランキング61位の日本が同3位で優勝候補のベルギーを追いつめた試合は世界を驚かせた。海外メディアは次々に日本の健闘を称えた。

 英国のBBCは「ベルギーが日本に驚かされるも逆転で準々決勝へ」との見出しを取り「惜しかった……だが日本には遠かった」とギリギリまで優勝候補を追い詰めた日本の戦いを称賛した。

 日本のこの試合までの歩みを「日本は、この数か月で大きな賭けに出て、ロストフでの1時間後までは、このやり方がうまくいっているように見えた。ヴァヒド・ハリルホジッチ前監督を解雇し、西野朗監督に代えたのは、大会が始まる2か月前。それから彼らは、グループリーグでの最終戦でプレーを停滞させて論議を起こした。別の試合会場でセネガルにゴールがもたらされればグループ敗退となったにもかかわらず、0-1の点差を維持したままポーランドに敗戦した」と紹介。物議を呼んだポーランド戦の残り11分間の攻撃を放棄したボール回しにも触れた。
 
 そして「ブルー・サムライは、ベルギーからリードを奪い、1966年の北朝鮮、2002年の韓国に続きアジアで3か国目になるワールドカップベスト8進出のチームになるように見えた。ゴールの枠を捉えたシュートは、たった4本のみと多くのチャンスはなかったが、確実に2本のゴールを決めリードを奪っていた。そのすべての勢いは、シャドリのシュートが、試合残り数秒でGK川島の手の先を抜いた時に消え去った」と伝えた。

 BBCで解説者を務める元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン氏は「日本は、すべてが前がかりとなり、後ろが少しオープンになってしまっていた最後の2分を悔いるだろう。試合時間94分で、選手たちは、疲れていて延長戦を考えていた。そんな時にミスが起きるのだ」と、アディショナルタイムで、本田圭佑のコーナーキックをGKにキャッチされたところから浴びた逆転のカウンターの場面を分析している。

 同メディアは、この試合のマン・オブ・ザ・マッチには、勝ったベルギーの選手ではなく、2点目のゴールをマークした乾貴士を挙げ、「ワールドカップの日本代表で2002年の稲本潤一(2ゴール)、2010年の本田圭佑(2ゴール)に続き、1大会で複数ゴールを挙げたのは乾で3人目」と紹介した。