[写真]2020年度からのトランスジェンダー学生の受け入れを表明した室伏学長(左)

 お茶の水女子大(東京都文京区)は10日、戸籍上は男性でも自身の性別を女性と認識する「トランスジェンダー」の学生を2020年度から受け入れると発表した。同大で記者会見した室伏きみ子学長は「固定的な性別意識に捉われず、真摯に学びを求める全ての女性に門戸を開き、成長を支援したい」と決定の趣旨を語った。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【全編】トランスジェンダー学生を受け入れへ お茶の水女子大が会見」に対応しております。   

【全編】トランスジェンダー学生を受け入れへ お茶の水女子大が会見

出席者の紹介

司会:それでは始めさせていただきます。本日はお忙しいところ、ご参集いただきありがとうございました。本日の議事、進行は、私、広報担当課長の【マエダ 00:02:34】が行わせていただきます。まず開会に先立ち、本学の不手際によりまして日程を変更するなど、関係機関各位に混乱とご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫びいたします。申し訳ございませんでした。

 次に本学の出席者をご紹介させていただきます。まず、学長の室伏きみ子でございます。向かって右側が教育担当理事、副学長の三浦でございます。次に学長の左隣が総務担当理事、副学長の猪崎でございます。一番右が研究担当理事、副学長の森田でございます。

 では会見を始める前に配付資料の確認をさせていただきます。1つ目は1枚物のトランスジェンダーの受け入れについて、です。もう1つは、トランスジェンダーについてと題するホチキス留めの資料です。お手元にありますでしょうか。

トランスジェンダーについての説明

 では、まず本学教員でトランスジェンダーの専門研究者である石丸より、トランスジェンダーについて説明をさせていただいた上で、学長の室伏より受け入れの趣旨や決定に至る経緯、受け入れの方法などについて15分程度の時間でご説明いたします。そののち、質問時間を取りたいと考えております。全体として1時間以内を予定しておりますので、ご協力いただければと存じます。

 それではお手元の資料をご覧ください。石丸先生、よろしくお願いします。

石丸:石丸と申します。お詳しい方もたくさんいらっしゃるとは思うんですけれども、誤解がないようにということで、トランスジェンダーとはということを説明させていただきます。お手元の資料に基づいて説明いたします。まず、トランスジェンダーとはというスライドですけれども、出生時に割り当てられた性別、日本では戸籍の性別ということになりますが、その性別とは異なる性別だと感じている人のことということになります。

 右のほうに図で説明したんですけれども、出生時に割り当てられた性別、これは解剖学的、身体的な性別に基づいて戸籍を女、男に決めるということで、割り当てとしては2種類しかない。ただ、それが、ご本人が体験している、どういうふうに感じているか、性自認と呼びますけれども、そちらと食い違う場合があるということです。割り当てられた性別が女性で、性自認も女性であればシス女性ですね。シスジェンダーというのはトランスジェンダーの対義語になりますけれども、マジョリティーのシス女性ということになります。同じように男性に割り当てられて男性と性自認、思っていれば、シス男性となります。

 この中間のところに赤い矢印、青い矢印を描きましたけれども、男性に割り当てられて女性だと感じていらっしゃる方、この方たちをトランス女性、MTF、Male-to-femaleの略です。ということになります。逆の場合はトランス男性、FTMとなります。この性自認の問題というのは、どの性別に性的関心を持つか、これを性指向、性的指向、Sexual orientationというふうにいいますが、同性愛とか異性愛とか、というものとは直接とは関係ない、別の概念ということになりますので、このところは誤解されないようによろしくお願いいたします。