グルメサイト「食べログ」がお店から徴収する料金の是非がネットで話題となっています。グルメサイトは利用者にとっても、お店にとってもなくてはならない存在となっていますが、お店にとっては、コストやレビューの対処などで不満も大きいようです。

食べログのホームページ

 食べログには、店舗の運営者向けの有料サービスがあり、料金に応じて、サイトでの優先表示やネット予約、ポイント付与といったサービスを受けることができます。ネット上からの予約については、ディナーの場合には利用客1人あたり200円、ランチの場合には利用客1人あたり100円を徴収する仕組みになっています。

 事の発端となったのは、あるお店が、食べログの課金による負担が重いため、食べログではなく直接、お店に予約を入れて欲しいという張り紙を掲示し、これがツイッターで拡散したことです。

 食べログでは、店舗運営者向けに販促サービスを展開しており、このサービスに加入すると月額1万円から10万円の固定料金がかかります。これに加えてネットから予約が入った場合には、顧客1人あたり100円から200円の予約料を食べログに支払わなければなりません。

 お店にもよりますが、この金額は大きな負担となります。飲食店は競争が激しく10%の利益率が得られていれば、まずまずと言われる世界です。2000円のランチの場合、利益率が10%だとすると200円しか儲かりませんから、ここで100円が徴収されてしまうと、利益の半分が吹き飛んでしまうわけです。食べログ経由ではなく、直接、店舗に予約を入れて欲しいという店側の主張も分からないではありません。

 食べログについては、利用者のレビューについて店舗側が不満を持つケースも少なくありません。日本の場合、特にその傾向が顕著と考えられますが、悪意や事実誤認に基づいた書き込みも多く、一方でレビューを信じる利用者も多いですから、悪く書かれてしまうと店舗としては大きな機会損失となりかねません。

 しかしながら、食べログをはじめとするグルメサイトに集客の多くを依存しているのも事実であり、店舗側もこうしたサイトがないと顧客を効率良く集めることができません。最終的には競争原理で、落ち着きどころを探るしか方法はなさそうです。

(The Capital Tribune Japan)