7月28日の明け方、今年2回目の皆既月食を迎えます。皆既食が始まる時の高度が東京では2.8度と低く観察が困難ですが、大接近中の火星と一緒に楽しめるでしょう。次の皆既月食は、約3年後の2021年5月26日です。

月食中の月の位置(提供:国立天文台)

 今回はまた、皆既食から月の入りまでの時間が短いのが特徴です。

 28日午前3時24分に南西の空で欠けはじめ、同4時30分に月がすべて隠れる皆既食に入ります。

 仙台市では、皆既食がはじまってから8分後の同4時38分には月の入りとなります。東京都港区も、皆既食の開始から19分後の同4時49分には月の入りです。

 月の入りは、西に行けば行くほど遅くなります。たとえば福岡市では、皆既食の開始から1時間2分後の同5時32分が月の入りですので、東京よりは観察しやすそうです。

 国立天文台は「東京でも、西の地平線が開けているところで観察すれば、月の欠けていく様子が十分楽しめるでしょう。月が欠けはじめた時は、火星と月を同時に観察できるかもしれません」としています。

(取材・文:具志堅浩二)