~七光り「ザ・セブンターズ」左から、MADOKA、田村正和、泉拓真、黒木じゅん、“J”アントニオ、西咲光塁、泉水いづみ

 ~七光り~「ザ・セブンスターズ」の初コンサートが22日、音楽ビアプラザ(東京中央区銀座7)で行われた。「七光り」とは何とも輝かしいようでもありながら、自虐的でもあるような響きを持つ。この日のステージに集まった7人の父親はすべて有名な歌手やタレントで、いわゆる二世タレントだ。

 さて、この人たちは遠慮しているわけでも、譲り合っているわけでもないのに、誰一人「私が私が」と目立とうとはせずハングリーな印象を感じさせない穏やかな空気感を漂わせる。さて、彼らはいったいどちらの二世なのか? そして気になる彼らのパフォーマンスは親譲りのものなのか?  

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父の代表曲または縁ある曲+オリジナル曲を歌う 二世ならではのトークも

 ザ・セブンスターズ結成のきっかけは、1968年のヒット曲「霧にむせぶ夜」で知られる故・黒木憲さんの息子の黒木じゅんが、同じく二世つながりのラテン歌手の“J”アントニオ(ギタリスト・歌手のアントニオ古賀の次男)に「二世タレントを集めて、やってみない?」と持ちかけたところ「面白い」と意気投合。続いて、西咲光塁(歌手・俳優の中条きよしの長男)や泉拓真(アントニオ古賀の長男で“J”アントニオの兄)、MADOKA(ものまねタレントのコロッケの長女)、田村正和(敏いとうとハッピー&ブルーの元ボーカル和泉順也の次男)、泉水いづみ(漫才師“おぼんこぼん”のこぼんの次女)の7人が集まった。

 また、今後はこの7人だけに固定せず、新規の二世メンバーも募集していきたいという。水面下でじつはスカウトも行っているとの情報もチラリ。歌がメインのステージになので、歌でがんばっている二世は大歓迎だという。

 コンサートではそれぞれの父の代表曲または縁のある曲とオリジナルを歌った。また会場が東京、銀座ということもあり、「東京ララバイ」や「銀座の恋の物語」なども歌われた。

 どのメンバーもステージ慣れをしていて、父譲りの歌声に加え、トークでも二世ならではのネタが飛び出し、会場を沸かせた。集まったファンの中には、「母が二世の父のファンだった」という人もあり、世代を超えた魅力あふれるステージだった。そして、コンサートの最後には、次のような言葉で締めくくられた。

 「二世はある意味うらやましがられたり、疎まれたり、嫌だなって思ったこともあります。でも親があっての自分たち。“七光りイズム”を受けて、(父に)恥をかかせないようにやっていきたい」(泉)

 「“七光り”はけっして悪い言葉ではありません。こうしたコンサートを1年に1、2回はやっていきたいですね。できれば全国各地でやってみたいです」(黒木)

 世の中の二世はさまざま。親に感謝し、前向きに自分たちのパフォーマンスを届けようとする“七光り”は応援していきたい。