音楽配信のUSENや映像配信のU-NEXTなど、16社を傘下に置くUSEN-NEXT HOLDINGS(東京都品川区、宇野康秀社長)が今年6月、「週休3日」も実現できる「スーパーフレックスタイム」と、時間と場所を選ばずに働ける「テレワーク」という2つの新しい人事制度を導入した。導入から間もなく2か月。同社の働き方改革で、働く現場はどう変わったのか。

「週休3日」も実現可能なスーパーフレックスタイム制度

USEN-NEXT HOLDINGSのオフィス

 「Work Style Innovation」と名付けた同社の人事制度の第一弾。6月1日に新人事プロジェクトを導入した。新制度は、同社従業員約200人全員が対象だ。

 「スーパーフレックスタイム制度」は「より社員が柔軟に、そしてメリハリをつけて自らの仕事に向き合い生産性を高め働くこと」が目的だ。これにより、始業と終業の時間を社員自身が決められるようになった。

 以前は、始業が午前9時30分、終業が午後6時だったが、新制度の導入後、始業と終業の時間を変える社員が目立ち、午前9時30分に部署のメンバー全員がそろうことはほぼなくなった。

 30代の女性社員は、オフィスビルのエレベーターの混雑を避けるため、始業を午前10時にずらした。今では快適にオフィスに到着できると喜んでいるという。逆に、別の20代の女性社員は、始業を午前7時、終業を午後3時30分と早めた。仕事のあとの時間は、法律関係の資格を取得するための勉強などにあてている。

 同社の「スーパーフレックスタイム制度」は、日によって働く時間の長さが変えられるため、週5日の営業日のうち、4日で5日分働き、残る1日を休んで「週休3日」も実現できる。

 この2か月で「週休3日」を1回以上取得した社員は、全体の4分の1ほど。休みにする曜日は、三連休を狙ってか、金曜日を選ぶ人が多いという。20代の女性社員は、ある週の前半に多めに働いて金曜日を休みにした。土日と合わせて三連休を実現し、京都へ旅行に行った。