ホリエモンこと堀江貴文氏が主宰する、実学の学校「ゼロ高等学院」が開校することが話題となっています。座学ではなく、行動で学べるところが最大の特徴ですが、ここではどのようなことが学べるのでしょうか。

「ゼロ高等学院」について会見する主宰の堀江貴文氏

 既存の教育機関はあくまで学業を修める場所となっており、必ずしも社会に出てから役立つ知識を教えているわけではありません。こうした基礎的な学力を身につけることは重要ですが、社会に出てからどのような選択肢があり、どのようなスキルを身につけるべきなのかという点について、既存の教育機関は十分な教育機能を果たしてこなかったという指摘があります。

 ゼロ高等学院は、実践的なカリキュラムを多数用意することで、選択肢を知ることができないという問題を解決するとしています。つまりやりたいことを見つけるための機会を提供するのが同校の教育趣旨ということになります。具体的には、宇宙ロケットの開発、和牛の生産や販売、寿司職人になるための技術や経営、ファッションなどの分野が想定されており、第一線で活躍しているプロから直接、仕事について学ぶことができるそうです。また、村づくりやシェアオフィスなど、各種プロジェクトに参加したり、主催することも可能です。

 運営は株式会社が行いますが、通信制の鹿島山北高等学校と提携しており、高校卒業の資格を取得することが可能となっています。入学対象となるのは高校を卒業していない人となっており、すでに高校を卒業した人は入学することができません。また入学時期は、鹿島山北高等学校に準じる形となるため、4月と10月が可能です。編入学、転入学を希望する人については毎月受け付けています。

 学費は、ゼロ高等学院と鹿島山北高等学校の両方に支払う必要があります。ゼロ高の学費は月3万円で、3年間合計で108万円となります(課外活動の費用は含まれていません)。鹿島山北高等学校の学費は、入学金が5万円、授業料や施設費などが3年間で約60万円となりますが、政府の修学支援金制度を活用すれば約30万円に減額できます。両校を合わせると約140万円の学費がかかる計算です。

 ゼロ高で学ぶためには、与えられたものをただ勉強するのではなく、積極的にプロジェクトに関わり、自分自身で提案していく姿勢が求められそうです。積極的な姿勢のある人にとっては、非常に有意義な場となる可能性があります。一方、「待ち」の姿勢が強い人にとっては、もしかすると、消化不良となってしまうかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)