長野市で4日に開かれる夏祭り「長野びんずる」で、昼間に予定した「子供みこし」は熱中症を招く恐れがあるとして、中止することが決まりました。当日、相当の高温が予想されるためで、今年で48回目を数える長野びんずるで、熱中症対策で子供みこしが中止されるのは初めてのことです。

[写真]夕刻からの踊りも水分補給が大切(昨年の長野びんずる)

 4日夕刻から多数の「連」(グループ)が繰り出す踊りは予定通りですが、同日昼間の関連イベントについても、天候を見ながら開催するかどうか実行委員会が慎重に判断するとしています。

 長野びんずるは、長野市の中心市街地一帯で毎年行われ、子供みこしは4日午後1時から3時まで、善光寺の参道でもある中央通りで予定。実行委によると小学生や父母ら約300人が参加の見込みでした。

 子供みこしの中止を決めたのは、長野地方で晴天が当分続き、4日も高温が予想されるため。予報では4日以降、最高気温は34度~35度と高く、当日午後の子供が参加するイベントは熱中症を招く恐れがあると判断しました。

 4日の日中には市内で音楽関連などのイベントが多数予定されており、実行委は天候や気温を注視しながら、状況により開催の是非や中断などを検討する方針です。

 長野びんずるでは、これまでも夕刻から大人を中心に繰り広げる踊りで各「連」が飲料水を載せた小型のリヤカーを同行させるなど熱中症対策に配慮してきました。今年は想定外の暑さが続いているため、水分補給や暑さ対策が本格化しそうです。

 このため実行委は、ホームページなどで一般参加者らにも熱中症対策を呼びかけています。特に高齢者や子どものリスクが高いとし、市のホームページに掲載している熱中症の予防策の参照などを勧めています。

 実行委によると、今年の長野びんずるは約240の「連」で約1万1000人が参加する見込みです。


■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説