A代表との兼任監督となった森保監督は東京五輪世代を率いてアジア大会でどんな手腕を発揮するのか。目標はベスト4以上だ(写真・ムツ・カワモリ/アフロ)

 ベスト4以上――。それが、今日14日に初戦を迎えるU−21日本代表(=東京五輪代表)のアジア大会における目標だ。
 アジア大会の男子サッカーはオリンピックと同じく「23歳以下+オーバーエイジ3人」という年齢制限がある。そのうえ日本は近年、2歳若い「21歳以下のチーム」を送り込んできたから、日本国内でこの大会が大きな注目を集める機会は少なかった。
 だが、今回のジャカルタ大会は多くの関心を集めることになるかもしれない。森保一監督が7月26日に五輪代表とA代表の監督を兼任することに決まってから初めて迎える公式戦だからだ。

 指揮官は「A代表と五輪代表のコンセプトは同じで、共有しながらやっていきたいと思っている」と明言している。つまり、アジア大会を見れば、9月に立ち上げられる新生・日本代表のイメージが浮かびあがってくるのだ。

 一方、五輪代表にとって今大会は、昨年12月に発足して以来、タイ遠征、U-23アジア選手権、パラグアイ遠征、トゥーロン国際大会に続き、5度目の活動となる。

 大会期間中はJリーグが開催されているため、「各クラブから1名」という招集制限が設けられたが、それでも板倉滉(ベガルタ仙台)、三好康児(北海道コンサドーレ札幌)、杉岡大暉(湘南ベルマーレ)、立田悠悟(清水エスパルス)、遠藤渓太(横浜F・マリノス)、神谷優太(愛媛FC)、前田大然(松本山雅)、岩崎悠人(京都サンガ)といったクラブでレギュラーを張る選手たちを招集。五輪代表の“コアメンバー”の多くがメンバー入りしたという印象だ。

 なかでも注目なのが、1トップを張る前田だろう。

 2016年に山梨学院高から松本に加入し、プロ2年目の昨季、期限付き移籍した水戸ホーリーホックで13ゴールと大ブレイク。松本に復帰した今季も前線の一角を確保し、ここまで6ゴールを奪っている。

 武器は一瞬でトップギアに入る脚力で、そのスピードと加速力は国内屈指と言っていい。それだけでなく、ポストプレーやシュートに持ち込むスムーズな動きも成長中で、「山雅のチームメイトにもアジア大会に出場した選手が何人かいて、優勝した選手もいるので、僕たちも優勝したい。やっぱりFWがゴールを取れれば勝てると思うので、ゴールにこだわっていきたい」と意気込んでいる。