吉岡里帆が区役所生活課の新人ケースワーカー役を好演している主演ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系、火曜よる9時)の視聴率が低迷しているという。14日放送の第5話では、生活保護を受けたいと窓口にやってきた青年(佐野岳)の調査を担当することになった義経えみる(吉岡)の奮闘ぶりが描かれたが、視聴率はついに5%を切って4.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、“爆死”と呼ばれるレベルにまで落ち込んでしまったという。生活保護の現場を舞台に、さまざまな人生模様を描いた興味深い内容なのだが、どこが悪いのか悪くないのか。

吉岡里帆に足りないものとは?

 吉岡は京都・太秦出身で、高校時代から俳優養成所に通い、芝居には格段の思いがある。2013年から女優活動を開始、15年には「マンゴーと赤い車椅子」「幕が上がる」「明烏」と映画3本に立て続けに出演して注目を集めた。人気を博したNHKの朝ドラ「あさが来た」では、丸メガネをかけて、ヒロインの娘の親友、田村宜(のぶ)役を演じて評判も上々だった。タイミングも、16年1月22日の放送でディーン・フジオカ演じる“五代様”が亡くなり、視聴者の間に喪失感が広がるなか、2月6日からの登場となり、ネット上でも「メガネの奥はかなりの美形」「かわいすぎる」などと好意的に迎えられたのだ。

 その吉岡、今年は1月からドラマ「きみが心に棲みついた」(TBS系)で連ドラ初主演に恵まれるなど、女優としては順風満帆な印象もあるのだが……。

 「『きみが心に棲みついた』も、“三角関係ラブストーリー”ということで放送前には注目されていたはずですが、フタを開けてみると吉岡の実力不足が指摘されることが多くなりました。演技力自体はないわけではないと思うのですが、主演に求められるのは演技力よりもむしろドラマを引っ張っていく華。共演の向井理や石橋杏奈の壊れっぷりがネットなどで大きな話題になるのに比較して、吉岡はどうにも地味というかいまひとつの華がなかったんですよ。今回も同様のことがいえるのでは」と、指摘するのはテレビ誌の40代男性編集者。

 しかし、「きみが心に棲みついた」で吉岡が演じたキョドコこと小川今日子は、元恋人に精神的依存をしてDVまがいの酷い扱いを受けた過去を持ち、いまだ自己評価が極端に低くトラウマを抱えているという役。そして今回の義経えみる役は、映画監督の夢を諦め、安定を求め公務員になった平凡・等身大女子だ。どちらもいたずらに“華”を振りまく役柄ではないし、吉岡は脚本に忠実に演じているのではないか。そんな疑問を前出の男性編集者にぶつけると、「役柄自体は地味であろうが、それでもなお華が感じられる、それが主演女優というものなんですよ」と、厳しい反論を受けてしまった。