元モーニング娘。の加護亜依(2008年撮影:志和浩司)

 元モーニング娘。の加護亜依が27日、「言いたかった事。」と題し自身のブログを更新した。かつてともにモー娘。を支えた保田圭、吉澤ひとみとの3ショットをはじめ、かつて自身を指導した教育係だったことのある後藤真希や、ハロー!プロジェクトの後輩にあたる鈴木愛理らとの記念写真が並び、文章は一言、「ただいま!!!!!!!!!!!!!!!」とだけつづられた。25日・26日と2日に渡り行われた結成20周年記念の夏ツアー東京公演で、実に12年ぶりハロプロ公演に出演したことが大きな反響を呼んでいる。

モーニング娘。人気のけん引役 契約解除後、本格復帰になりそう

 2007年に喫煙問題で所属事務所を契約解除となって以来、加護がハロプロ関連の公演に出ることはなかったが、今回のゲスト出演はファンの間では長らく待たれていた夢が実現した形だ。2000年に石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美 とオーディションに合格し4期メンバーとしてモー娘。入りした加護は、飛ぶ鳥を落とす勢いだったグループの人気を牽引する存在感の大きなメンバーで、タンポポや、そしてモー娘。加入時の年齢がともに12歳という年少コンビだった辻とのW(ダブルユー)など、ハロプロ内の複数のユニットで活躍した。中でも矢口真里、辻とともに身長150cm以下のユニットとして結成されたミニモニ。は、コミックのキャラクターのような原色系の衣装や、テレビ東京、小学館によるメディアミックス展開も相まってブームを巻き起こし多くの子どもファンを新規獲得、ハロプロの公演に親子連れのファミリー層を集めた。

 もともとテレビ東京系で放送されていた「ASAYAN」から97年に出発した時点ではアーティスト色の濃かったモー娘。だが、99年の後藤の加入や「LOVEマシーン」の大ヒットなどで想定以上の人気を呼ぶことになり、その直後のタイミングで辻・加護がファミリー層の人気を獲得できたことは、国民的なアイドルグループとして全国的な知名度を上げるのに大きな貢献を果たした。いや、辻・加護がいたからこそ国民的なアイドルグループへと舵を取ることができた、と言い換えたほうがよいかもしれない。

 また、辻・加護の加入当時はハロプロの冠番組である“ハロモニ。”こと「ハロー!モーニング。」(テレビ東京系)をはじめ、モー娘。が出演する番組が群雄割拠する状況だったが、2人と、リーダーだった中澤裕子との年齢差は15歳差ということで、モー娘。自体がある種ひとつのファミリーのような連帯感を醸し出し、番組を通してのアットホームなイメージが幅広く受け入れられる魅力の源泉となっていたといえなくもない。それだけに契約解除となったときは、ファンの間に大きなショックが走ったのも確かだ。

 その後、加護が芸能界に復帰しても所属する事務所が落ち着かないなどやや不安定な状況にあったが、ここにきて古巣のハロプロに受け入れられたということは、本当の意味での復帰が果たされたと言っていいのではないだろうか。ブログの「ただいま!!!!!!!!!!!!!!!」の一言からは、そんな加護の喜びと安堵が伝わってくる。

 これから加護は、どの空を翔ぶのか。

(文・写真:志和浩司)