永野芽郁主演のNHK朝ドラ「半分、青い。」も終盤に入り、多くの人が視聴する朝ドラらしく相変わらず話題が絶えない。ヒロイン鈴愛(永野)のおじいちゃん・仙吉役を好演していた中村雅俊もすでにおらず、律(佐藤健)の母親・和子役で初回から出演し続けてきた原田知世もいなくなったのは寂しいが、9月3日から始まる第23週では中村倫也演じる“マアくん”こと朝井正人が復活するという話題でネットは再び盛り上がっている。

豊川悦司演じる漫画家・秋風羽織が大好評 出演しなくなると“秋風ロス”者多数出現

 約半年に渡り続く朝ドラは、物語が紆余曲折、さまざまなエピソードが散りばめられながら展開していく。それはドラマと視聴者の小さな恋愛関係のようなもので、時に盛り上がり、時に傷心もするが、より多くの視聴者が最後まで添い遂げられる作品が人気ドラマと言えるのではないだろうか。とくに「半分、青い。」の場合、実話ベースのドラマではないぶん自由度も高い。平成が終わろうとしているこの時期、トレンディドラマの女王と呼ばれた北川悦吏子がバブル期を舞台とした脚本を書き下ろしたオリジナルストーリーだけに、物語の展開も脚本家の意のままに自在に操ることができる。

 そんな中で、いくつも転機が訪れたが、もっとも目立った転機といえば、想像以上に好評だった豊川悦司演じる漫画家・秋風羽織のくだりが終わったあたりではないだろうか。東京・胸騒ぎ編として第6週から第14週にかけて描かれ、ヒロイン鈴愛(永野)が秋風の「オフィス・ティンカーベル」で漫画家を目指したが挫折する。豊川の熱演もあって視聴者にも人気を呼んだが、その後「人生・怒涛編」に入り100円ショップチェーン店「大納言」が舞台に変わってまもなくは、「なぜ急に100円ショップ?」「もうついて行けない」「秋風先生が面白かったのに……」などと、ネット上に躍る視聴者の声にも“秋風ロス”的な論調が目立った。

 その後、物語は鈴愛の結婚や出産、離婚といった、まさに人生怒涛の展開を見せた。斎藤工や間宮祥太朗は熱演するものの、朝から「自殺未遂とは」「離婚とは」、朝ドラらしからぬ展開に賛否が問われた。