[画像]会見する宮川選手

 体操女子の宮川紗江選手に速見佑斗コーチが暴力行為を行い、パワハラしていたとされる問題で、宮川選手は29日、都内で記者会見を開いた。

 速見コーチの指導に対しては、暴力を受けたことは事実としながら、「厳しさの中にも人の何倍もの楽しさや優しさがあった」と述べた。無期限の登録抹消という速見コーチの処分に対しては「重すぎる」と訴え、「コーチと一から出直すつもりで再スタートを切りたい。必ず復帰したいと思っている」と、速見コーチとともに東京五輪での金メダルを目指したいと語った。

 さらに体操協会に対して、「暴力の件を使って私とコーチを引き離そうとしている」と不信感を表明。協会側から「このままでは五輪に出られなくなる」との電話があったり、ナショナルトレーニングセンター(NTC)の利用制限がかけられたりしたことなどを挙げ、「体操協会にはこれらのパワハラの事実を素直に認めていただきたい」と訴えた。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【全編動画】体操女子の宮川選手会見「私とコーチを引き離そうとしている」」に対応しております。

【画像】体操・宮川紗江選手が会見(全文2) 協会から「五輪に出られなくなるわよ」

弁護士から一連のパワハラ問題の経緯を説明

司会:それでは本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。これより宮川紗江選手の記者会見を始めさせていただきます。本日の進行ですが、初めに代理人弁護士の山口より、本件の経緯を説明させていただき、次に宮川選手のほうからコメントを読み上げさせていただきます。その後、質疑応答をする形にさせていただきます。それではまず初めに山口のほうから説明させていただきます。

山口:代理人の弁護士の山口でございます。よろしくお願いいたします。まず私のほうから本件の経緯について簡単に事実経過のところだけ説明させていただきたいと思います。

 まず、そもそも私のほうが宮川選手より依頼を受けたというのが、今年の7月3日のことになります。当時、宮川選手は愛知県内のある会社とスポンサー契約を締結しておりましたけども、そのスポンサー契約の解除を考えておりました。そこで私のほうがスポンサー契約解消に関する交渉の代理業務ですね、こちらのほうを受任させていただきました。その後、7月5日付で7月末をもってスポンサー契約を解消したいという旨の書面のほうを発送いたしております。この件に関しましては、現在はその会社のほうも代理人の弁護士が付いておりますので、代理人間で協議をしているという状況でございます。

 続きまして今度、7月19日のことになりますが、速見佑斗コーチのほうから私のほうに対して連絡がございました。内容に関しましては、協会から正式な連絡というのはまだないんですけども、どうも周囲の人間の話では速見コーチにパワハラの事実があったと。このことについて協会が調査を始めているようだという連絡がございました。7月23日に協会のほうから速見コーチの元に正式にパワハラに関する事情聴取を行うということで、7月30日午前11時に千代田区内の法律事務所のほうに来るようにと、このような連絡があったそうです。

 速見コーチのほうから私も話を聞き、私も事情聴取に立ち会ったほうがいいというふうに考えまして、速見コーチに対して弁護士も同席させてもらいたいという旨を協会のほうに連絡してほしいと、このようにお願いいたしました。で、同席の可否を確認させていただいたんですが、ただ、体操協会の山本専務理事のほうから今回の弁護士先生の同席はなしでお願いします。今回の聞き取りは速見コーチが聞き取りに応じるか拒否するかということになりますので、弁護士同席なら聴取に応じるという回答は拒否と見なしますので、聴取を拒否された場合には第三者の供述を基に事実を認定することになりますので、ご理解願いますとの回答がなされました。そのためやむを得ず【聴取 00:03:16】の同席を諦めて、速見コーチ1人で事情聴取に行ってもらうということになりました。

 事情聴取のあとですけども、協会からの連絡というのは特にございませんでした。で、ご存じのとおり8月14日に速見コーチの元に懲戒処分の通告書が届き、内容は無期限の登録抹消、NTCの立ち入り、出入り禁止という非常に重いものでございました。で、翌15日にすでに報道されましたけども、協会側からも一方的な情報のみで報道がなされていたということで、内容に誤りがあったりですとか、一般の方も誤解を抱いていたということがございましたので、宮川選手に報道内容に一部誤りがあるというのは、速見コーチと一緒にやっていきたいという意向を表明したいという申し出がございました。それで8月21日に宮川選手直筆の署名を報道各社にFAXさせていただきました。

 速見コーチの裁判のほうについてですが、8月の20日に東京地方裁判所に仮処分の申し立てを行いました。22日に裁判官による第1回の審尋が行われました。それで裁判所のほうから協会側からもやはり事情を聞く必要があるということで、双方審尋の期日を設けるということになりました。それがあさって8月31日になります。で、裁判所より体操協会に対して呼出状が発動されました。

 協会側から8月24日にコメントが出されたようでありますが、そのコメントはこちら側のほうに届いておりませんので、詳細のほうはわれわれ不明です。昨日も出されたようですけども、そちらも直接こちらのほうには届いておりませんので、こちらも詳細は分かりません。で、宮川選手のほうからやはり自分の言葉で今回の経緯について説明したいという申し出がございましたので、本日記者会見を執り行うこととなった次第でございます。以上です。

司会:次に宮川選手よりコメントを発表させていただきます。それではよろしくお願いいたします。