芳根京子(撮影:志和浩司)

 石原さとみが華道の名家の長女にして天才華道家を演じるドラマ「高嶺の花」(日本テレビ系、水曜・午後10時)が、終盤に差し掛かって盛り上がりを見せている。峯田和伸演じる下町の自転車屋さんの店主との「美女と野獣」「超格差恋愛」を焦点に展開してきた野島伸司脚本の同作だが、このところは華道の名家のドロドロしたお家騒動が物語の中心となってきて、話題を盛り返している印象がある。

 盤石にヒロインを務める石原をはじめ、どこか壊れかけた登場人物の多い中、芳根京子もいよいよ本領発揮。さらに、脇役ながら毎回ド派手なコスプレ姿を披露し一本外れた規格外の面白さを発揮している高橋ひかると、輝きを増す女優陣に注目してみたい。

演技については好みの別れる女優・芳根京子 鬼気迫る演技で本領発揮

 今月に入ってから、もも(石原)と直人(峯田)の結婚が具体化するとともに、物語は野島脚本らしい大胆でジェットコースター的スピード感あふれる展開を見せている。ももは、華道家としての作品づくりのために罪悪感が不可欠と考え、かつて自分がされたのと同様、結婚式当日に映画「卒業」よろしく直人を裏切った。しかし、まさに式場である教会から逃亡する瞬間、そんな手酷い裏切りを受けた直人が、あろうことかやさしく微笑みかけたことから、ももはやりきれない思いを抱えてしまうことに。そして22日に放送された第7話では、異母妹なな(芳根京子)が、恋人だと信じ切っていた龍一(千葉雄大)と、母ルリ子(戸田菜穂)との不倫現場を目撃するという修羅場が描かれた。続いて29日放送の第8話では、ももとななが対決、作品の技量で競い合った。

 芳根はかねてより演技力に定評のある女優。一時は“演技がうますぎて共演NGの女優が増えている”という都市伝説的(?)エピソードも浮上したことがあるほどだ。

 「ただ、その評判に比してネット上では芳根の演技をまったく評価しない声も少なくはなく、はっきり好みの分かれる女優といえるでしょう。『高嶺の花』ではおとなしげな令嬢風だったななが、ここにきてそれまでとはまるで別人のように豹変し、芳根の鬼気迫る演技が話題になっています。ようやく本領発揮と言えるのでは」と、スポーツ紙の40代女性記者は話す。

 恋人との母の情事を目撃してしまうという修羅場を経て、母ルリ子に対して「私にさわらないで」と言い放つ場面などはネット上でも「芳根の闇落ち演技は最高」と、反響が大きいようだ。