テニスの全米オープン、男子シングルス4回戦が3日(日本時間4日)、ニューヨークで行われ、世界19位の錦織圭(28、日清食品)が、同34位のフィリップ・コールシュライバー(34、ドイツ)を6-3、6-2、7-5のストレートで下し2年ぶり3度目の8強入りを果たした。
 海外メディアも錦織の復活劇を大々的に報じた。
 テニスサイトの「Tennis Now」は「また一度、錦織がニューヨークで先に進む」との見出しで「錦織のカムバックが続いている。手首のけがで昨年の全米オープンを含む8月から今年1月まで5カ月、離脱していた日本のナンバーワン選手が、技術、身体面で復活を遂げ、ニューヨークで今、上位進出を狙う選手のように見え
ている」と絶賛した。

 試合については、「錦織はコールシュライバーに対し、29本のウィナーを放ち、エラーは18本にとどめ、6度サービスをブレークした。第3セットで5-4とリードされるまで34歳のドイツ選手(のコールシュライバー)からほとんど抵抗を受けなかった。日本のナンバーワン選手は、コールシュライバーに対し、これで3戦全勝。戦った8セットをすべて奪っている」と、レポートした。

 錦織は、準々決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)とダビド・ゴフィン(ベルギー)の勝者と対戦するが、「彼の最初の4試合のプレーから考えると、錦織が今週の準決勝でロジャー・フェデラーかノバク・ジョコビッチと対戦する選手になるとの見方が強い。錦織は2014年の全米オープン覇者のチリッチには、キャリアを通じて8勝6敗、ゴフィンには3戦全勝と勝ち越している」と予想。

「錦織の自信は、チャレンジャーシリーズから復活への歩みを始めたシーズンにメジャー大会で、準々決勝に再度進出できたという事実が支えている。クレーシーズンで躍進を始め、モンテカルロでマスターズ大会4度目の決勝進出と大会を魅了し、それ以来、2018年に出場した3つのグランドスラムで第2週目まで勝ち残っている」と、錦織の復活ぶりを伝えた。

 また「彼は2014年の全米オープンで日本選手として初めてグランドスラムの決勝に進出。2016年にはアンディー・マリー相手の準々決勝で番狂わせを起こして準決勝に進出し、ニューヨークが特別な場所であることを証明した」と、錦織と全米オープンの相性の良さを紹介。「この2度が、錦織にとって34度の四大大会において唯一準々決勝を乗り越えた特別な瞬間だった。この数日で、それは変わるだろうか。時が経てばわかるだろう」と締めくくっている。

英国のガーディアン紙も、4回戦の戦いを伝える記事の中で錦織の勝利についても触れ、「キャリアに影を落とす1つとなった手首のけがで昨年のトーナメントを欠場した錦織がすべての面で鋭いプレーを見せた。エラーを18本に抑え、29本のきれいなウィナーを加えラリーの応酬も深い位置からもドイツ選手(のコールシュライバー)を圧倒した」と伝えた。