大坂なおみの日本人女子初となる全米OP決勝進出に海外メディアも注目(資料写真・ロイター/アフロ)

テニスの全米オープン女子シングルス準決勝がニューヨークで行われ、世界ランキング19位の大坂なおみ(20、日清食品)が、昨年の準優勝で同14位のマディソン・キーズ(23、米国)を6-2、6-4で下して、日本女子テニス界史上初となる4大大会決勝進出の快挙を成し遂げた。8日(日本時間9日)に行われる決勝では、4大大会23度の優勝経験のある元世界1位、現在26位のセリーナ・ウィリアムズ(36、米国)と対戦することになるが、大坂なおみの快挙を海外メディアも大々的に取り上げた。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は、「全米オープンの決勝にたどり着き、大坂なおみの夢がかなう」との見出しを取って、大坂なおみをクローズアップ。「ニューヨークで幼少期を過ごし、全米オープンで戦うことを夢見てきた日本出身の大坂が、タイトルをかけて戦う。20歳の大坂は木曜の夜、2017年全米オープンの準優勝、キーズを落ち着いたプレーで抑え込み、上昇を続けるキャリアで初のグランドスラム決勝に進出した」と伝え、大坂がグランドスラムで初めて決勝に進出する日本女子選手となることを紹介した。

 記事では、大坂が、3月にインディアンウェルズでタイトルを獲得し、「注目を集めるようになった」ことと、その翌週のマイアミ・オープンでウィリアムズを破ったことを紹介したが、「この大会は、ウィリアムズは産休後わずか2大会目だった。彼女は、『もう2度とこんなプレーはしないようにしたい。(ここからは)ただ上昇するだけ』とマイアミで大坂に3-6、2-6で敗れた後に語っている」と、過去1度の対戦データが参考にならないことを強調した。
 それでも、「今大会で第20シードの大坂は、よりテニスの成熟度を増し、失ったセットは1つだけ。キーズとの過去対戦成績は0勝3敗だったが、その影響は何もなかった。第1セットの第4ゲームで4度のブレークポイントを阻止し、キーズを意気消沈させたようだった」と、試合序盤の鍵となった場面をピックアップして、キーズが13度のブレークポイントをものにできなかったこともつけ加えた。

 同紙は、試合後のユーモラスな大坂のインタビューシーンにも注目。

 大坂が気弱な笑みを見せ、『聞こえが悪くなってしまうかもしれないけれど、ただセリーナと本当に対戦したいと思っていた』と、コート上で、トム・リナルディ氏のインタビューに答え、「彼がなぜ?と聞き返した時、彼女は彼を怪訝そうに見つめ、『なぜ? 彼女はセリーナ。どういうこと?』と返答した」と、そのやり取りを伝えた。