森保ジャパンの背番号「10」を背負うのは中島翔哉だ(写真・なかしまだいすけ/アフロ)

 森保一新監督(50)に率いられる新生日本代表が11日、パナソニックスタジアム吹田にコスタリカ代表を迎えるキリンチャレンジカップ2018で注目の初陣に臨む。

 最大震度7を観測した6日未明の北海道胆振東部地震の影響で、札幌ドームで7日に予定されていたチリ代表戦が中止になってから4日。舞台を札幌から大阪に移した一戦で重視されるのは、日本人特有の規律正しさを生かした組織力に、選手個々の技術の高さを融合したスタイルとなる。

 会場となるパナソニックスタジアム吹田で、10日に行われた公式会見に臨んだ森保監督は「まずは勝負にこだわって戦う」と明言。先のワールドカップ・ロシア大会でベスト16に進出した西野ジャパンを、コーチとして支えた経験を踏まえながら初陣で求めるサッカーをこう表現した。

「攻守両面で連携・連動して戦った日本人のよさと言える部分は、世界に通用すると思っています。規律という面で組織力が独り歩きしてしまうところもありますが、それぞれの個の力と組織力があるからこそ、いい戦いができた。試合のなかで日本人が持っている技術に自信を込めて、勇気をもってトライすることを選手たちには求めていきたい」
 
 サンフレッチェ広島監督時代に3度のJ1制覇へと導き、監督を兼任する東京五輪世代のU-21日本代表でも取り入れている[3‐4‐2‐1]システムを、A代表でもベースにする青写真を描いていた。
 
 しかし、地震の影響で十分な練習を積めなかったこともあり、コスタリカ戦は日本人選手が慣れ親しんでいる4バックで臨む予定だ。そして、[4‐4‐2]あるいは「4‐2‐3‐1]で組む布陣のなかで、2列目で送り出す選手たちには組織力よりも個の力を求める。
 
 前者のシステムなら左に24歳の中島翔哉(ポルティモネンセSC/ポルトガル)、右には20歳の堂安律(FCフローニンゲン/オランダ)を配置。後者ならば[4‐4‐2]で、2トップの一角に入っていた23歳の南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)が、中島と堂安の間にトップ下として入る。

 国際Aマッチの出場試合数を見れば、中島と南野が「2」で、東京五輪世代の堂安は今回が初めてのA代表招集だ。中島と南野はリオデジャネイロ五輪でともにプレーしているが、いずれにしても即席感は否めず、すぐにコンビネーションを築き上げろと言っても無理がある。