昨年の終演後の様子(提供:横浜六角橋商店街事務局)

 六角橋商店街の石原孝一さんは「50周年。ギリヤーク伝説の語り部のひとりになる光栄に打ち震える」と語る。そして「もしギリヤークさんが下を向きながら顔だけで踊り出したら、地面にカメラを置いてでも、観客のみんなに見てもらえるようにします」と盤石の構えだ。何があってもその踊りを受け止める。

空が見えなくても

「体が動けなくなったら、顔だけでも踊る」と誓うギリヤークのメモ (C) 紀あさ

 「今ね、ぼく腰が曲がってしまって、踊っていてもほとんど空が見えない。それでも踊っているよ。お客さんの顔が見たいけれど、今は地面を見ている」と語ったギリヤーク尼ヶ崎はこう続けた。

 「地面にお客さんの顔が見える。無限の空間があるよ。今まで目線の先だけしか見えなかったのが逆にもっと空間を感じられるようになってきたよ。・・・もう生死を越えた大自然の大道芸。それが・・・ぼくが、これから踊っていく境地なんだな。」

 そして顔を上げ、「米寿の次は、あと2年生き抜いて90歳!そこまで欲が出てきたよ。」

ギリヤーク尼ヶ崎、87歳 (C) 紀あさ

ギリヤーク尼ヶ崎・50周年記念横浜公演
日時:5月19日(土)21時15分~22時頃
場所:六角橋商店街(TEL 045-432-2887) ふれあいひろば
※当日、六角橋商店街は20時から22時まで、「ドッキリヤミ市場」を開催
観覧:予約不要・観覧自由・雨天決行
予定演目:「じょんがら一代」「よされ節」「念仏じょんがら」
各地の公演予定:https://www.facebook.com/pg/Gilyakamagasaki/notes

(紀あさ)