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 だんじりがさっそうと街を駆け抜ける大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」。今年は7、12両日に試験曳きが行われ、13日に宵宮、14日が本宮という日程となっている。テレビなどのニュースでは走る場面が多く見られがちだが、祭本番が近づくにつれ、街の盛り上がりを見ているだけでも、なにか活気や楽しさを感じる。そんな「祭前」の岸和田の様子を伝えていく。

 7日の試験曳き終了後、様々な場所で曳行を終えた男たちが、法被にはちまき姿のまま酒を片手に語り合う場面がみられた。地元の人は「これは『寄り合い』言うねん」と教えてくれた。

【動画】だんじり試験曳きを終え、沼町若頭「寄り合い」のひとコマ

沼町の寄り合い。若頭「なかなかええんちゃう」

[写真]沼町若頭たちの寄り合いを突然訪問も「(本番は)ええんちゃう」と答えてくれた=岸和田市沼町で

 同市沼町を歩いていると、岸和田市立会館労働会館に設けられた「詰め所」から威勢のいい声が聞こえてきた。訪ねてみると「沼町」を曳く若頭たちが寄り合いを開いていた。

 「まあ、打ち上げいうか反省会みたいなもんやな」と話すのは、同町若頭責任者の森川直彦さん(45)。試験曳きはどうでした?と聞くと「まあ普通ふつう」という答え。

 「来週(宵宮・本宮)は、なかなかええんちゃう」と笑顔を見せ、周りの仲間たちも笑顔でうなずく。子どものころからだんじりを曳いてきた気心知れた仲間たち。それが「若頭」となり年に1度の大舞台でだんじりを曳くだけではなく、曳き手たちもまとめていかなければならない。

 祭前ともなると、毎晩寄り合いは開かれるそうだ。

だんじり小屋では、部品の一つひとつを手入れ

[写真]沼町のだんじり小屋では、一つひとつの部品を入念に手入れしていた=岸和田市沼町で

 詰め所のすぐ近くでは、沼町のだんじり小屋で手入れが行われていた。コマなどの部品をひとつひとつていねいに確認している。宵宮・本宮と街を駆け抜けるため入念なチェックが行われる。これも祭前ならではの光景だ。