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 俳優の高倉健さんが10日に死去していたと18日に発表されて以来、テレビなどでも追悼番組が連日放送された。大阪の街で「高倉健さんといえば」との問いに「網走番外地」など数々の映画の作品があげられたが、大阪が舞台となったハリウッド映画「ブラック・レイン」を挙げる人が多かったのは既報の通り。大阪ステーションシティシネマなど全国18館の劇場では同作品が上映中(28日まで)。また、オリコン・デイリーDVDランキングで同作品を含む計13作がトップ100入りしたという。改めて同作品を見ると、なんば、京橋や阿倍野といったなじみの場所に高倉さんらが登場。そんな思い出の一部ロケ地のいまを訪ねてみた。

【動画】映画「ブラック・レイン」ロケ地の今を訪ねてみた

道頓堀グリコ看板(4代目)や戎橋も登場

[写真]道頓堀、このカットで映画の撮影は行われていた

 同作品は、マイケル・ダグラス演じるニューヨークの刑事ニックが逮捕した日本のヤクザ・佐藤浩史を同僚のチャーリー(アンディ・ガルシア)と大阪へ護送。警官に佐藤の身柄を引き渡すも、それが佐藤の一味の変装で結果取り逃がす。

 責任を感じた2人が、大阪府警の捜査に加わろうとするが府警はそれを許さず、松本正博警部補(高倉さん)の監視下に置かれる。文化の違いなどニックと松本は衝突を繰り返しながら友情を育んでいくというクライム・アクションだ。佐藤を演じた故・松田優作さんの遺作でもある。

 高倉さんとダグラスらが登場した事件現場のひとつが大阪市中央区道頓堀の「クラブミヤコ」。ここは戎橋北詰にあった「KPOキリンプラザ大阪」。建物のてっぺんに塔のようなものが立つ特徴的な建物で、地ビール醸造なども行われていた。

 この建物前で高倉さんやダグラスらが捜査車両から降りるシーンなどが撮られた。また、張り込みのシーンなどでは、この前の交差点にあった「懸垂形信号機」や「道頓堀のグリコ看板(4代目)」も確認。向かい側のビル(心斎橋筋2丁目劇場があったビル?)の窓から外を見る松田優作さんのシーンも確認できた。

 当時を知るという60代の男性は「見物人がすごかった覚えがある。高倉さんが見られるかもという期待もあってかな。パニックになったのはたしかですな」と当時を振り返った。