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 大阪の商店街などで電通のクリエイターたちが各店の個性的なポスターを作成した展示会を行ったところ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で広まり、テレビや新聞で「おもろい」と取り上げられた「ポスター展」。その仕掛け人として「第47回やってみなはれ佐治敬三賞」を受賞した電通関西支社クリエーティブ局のコピーライター、日下慶太さんの受賞を祝う「日下祭」が6日、大阪市中央区の「味園ユニバース」で行われ、多くの商店街関係者らが集結し受賞を祝った。

【動画】「おもろいポスター」がいっぱい、文の里商店街のポスター展はこんな感じでした

シャッター商店街活性化の取り組みで受賞

[写真]おもろいポスターの仕掛け人日下慶太さん。頭はカツラではなかった

 佐治敬三賞は、チャレンジ精神あふれる作品を制作したクリエイターを顕彰する賞。この受賞では、シャッター商店街で元気がなかった商店街の活性化をはかったとして、大阪市浪速区の「新世界市場ポスター展」と同市阿倍野区の「文の里商店街ポスター展」ポスターなどが受賞作品に選ばれた。

 最初に新世界市場でポスター展をやったところ大好評に。次に、大阪商工会議所と電通がユニークな商店街ポスターを作るため、協力してくれそうな大阪の商店街を探していたところ、文の里商店街が目にとまり、ポスター制作にとりかかった。

 文の里商店街では、鮮魚店主人が魚拓ならぬ人拓を自らとって載せたものや、漬け物店主人の写真に「ポスター? はよ作ってや。死ぬで」というキャッチコピーをつけるなどした「おもろいポスター」を掲示したところSNSなどでそれが広まり、テレビや新聞の取材が殺到。同商店街では、近くに大型スーパー2店ができ意気消沈気味だったが、ポスター展の効果か「元気な商店街」のイメージ向上にもつながっている。

食事は商店街の惣菜店などが提供

[写真]味園ビルの壁面にこれまでのポスターがはられ、通行人も思わず見学

 「日下祭」では日下さん自身が「殿」となり、その前で出席者が舞台で芸を行い続ける「学園祭風」のノリで行われた。出席した同賞関係者からは「今までいろんなパーティ見たけどこんな形は初めて」という声もあがったが、芸達者な面々が会場全体を盛り上げ続けた。

 また、食事などは新世界・文の里両商店街の惣菜店などが協力して提供。文の里商店街協同組合理事長の江藤明さんは「今も取材が続いている。世界各地からも取材にきた。来週も他県の商工会議所の視察が控えていたり、すごい効果です。ありがとうございます」と大声であいさつし、会場は終始、受賞を祝う楽しい雰囲気に包まれていた。

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