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 JR西日本は15日、安全性向上や保守作業の省力化を目指し開発が進められている車上主体列車制御システム(無線式)の実用化に向けた走行試験の様子を京都府のJR嵯峨野線京都~園部間で報道陣に公開した。2017年度までに実用化に目処をつけることを目標するという。

【写真特集】JR西 車上主体列車制御システム(無線式)試験公開

列車自らが走行位置検知、無線使って位置情報送信

[写真]液晶パネルには運転席からの様子と計器類が映し出され説明する関係者=15日午前、京都府内で

 同社によると、このシステムは、列車自らが走行位置を検知し、無線を使って地上装置に位置情報を送信。後続の列車には地上装置から前方の列車位置などから決まる停止位置情報が送られるという。

 それにより、列車は停止位置情報と速度制限箇所の情報から制限速度を計算。列車の速度がその制限を超えないようブレーキ制御する仕組みとなっている。

 7年前から開発に取り組んでおり、2012年から嵯峨野線の亀岡~園部間に試験設備を設けて走行試験を行っている。JR嵯峨野線京都~園部間で試験を行っている理由は、山間部であることなど、あえて電波状況が悪い場所であることから、そうした状況でも対応できるかなどを考えてのことだという。

 同社関係者は、2017年度までに実用化に目処をつけることを目標に開発に取り組んでいくとしている。

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