菓子職人を目指す専門学校生たちが大阪市中央区の地下街なんばウォークで製作していたお菓子神社ができあがり、10日午後、完成式が開かれ、買い物客らに公開された。甘い香りが漂う中、さっそく女性たちがお参りし、恋の成就を祈願していた。

<街ぶら>なんばウォークに甘~い香り 学生たちがお菓子神社制作

チョコ20キロやクッキー1200枚などで完成

[写真]神社を製作した学生たちによる除幕式=大阪市中央区なんばウォークのクジラパーク

 この神社は「縁結びなんばワン神社」。バレンタインイベントの一環として、大阪調理製菓専門学校の学生36人が、8日からなんばウォーク内クジラパークで製作していた。

 使用した食材はチョコレート20キロをはじめ、クッキー1200枚、マカロン3500個、パン細工1500枚など。36人が3日がかりで製作し、高さ2メートルの社殿と、高さ2.7メートルの鳥居が無事できあがった。

 完成式では製作に携わった学生たちが除幕。礼拝のうえ、お菓子でできた供物を奉納し、神社落成を報告するとともに、イベントの成功を祈願した。学生代表は「最後は時間との戰いになりましたが、妥協することなくしっかり仕上げるよう心がけました」と振り返った。

神戸の女子大生「縁結びの神さまにあやかりたい」

[写真]洋菓子の食材で作られ甘い香りが漂う社殿。色合いもカラフルだ

 お菓子神社プロジェクトは昨年スタート。学生たちは縁結びの神さまとして名高い京都・地主神社の協力を得て、昨秋から神社デザインの検討や食材の選択などの準備を進めていた。主力の2年生たちは共同製作の手応えを胸にまもなく卒業し、それぞれの夢の道を歩み出す。

 偶然通りがかったという神戸市の女子大生は、神社がお菓子でできていると聞いて、「甘い香りが美味しそう。食べてみたい」とにっこり。「今は彼がいないので、良縁に恵まれるよう、縁結びの神さまにあやかりたい」と話していた。

 11日からは絵馬やおみくじ、学生手作りクッキーなどのプレゼントも。神社は14日まで展示され、バレンタインの記念撮影スポットになりそうだ。詳しくはなんばウォークの公式サイトで。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)