落語家の桂文枝(72)が22日、第99~101回「創作落語の会」の開催会見を上方落語協会会館(大阪市北区)で行い、開催への心境などを語り、一部で報道された演歌歌手との不倫疑惑についてもふれ「10何年か前のことが今になってこういうことになって、まさかそのころは協会の会長になって繁昌亭を作ってということは想像もできませんでしたけど、やはり私の考えが浅はかというか、調子に乗っておごり高ぶってたんじゃないかと思います」「すべては、本当に身から出た錆です」などと話した。また、近々行われる上方落語協会の会長選挙については「皆さんにご迷惑おかけしたので選挙でどうなるかわかりませんけども、僕としてはし残したことがあるので、できれば続けたい」とも出馬の意向を表明した。

【別の動画と拡大写真入り記事】一部報道の不倫疑惑について心境を語る桂文枝

ネット社会ということを甘く考えていた

[写真]終始うつむき加減でか細い声を出しながら会見を行った桂文枝=22日午後1時すぎ、大阪市北区で

 文枝は会見冒頭に「100回の記者会見がこういうことになりまして、本当に申し訳ありませんです。いろんな方にご迷惑をご心配をおかけしました。まあ、すべて私の不徳のいたすところでございます」とあいさつ。

 「10何年か前のことが今になってこういうことになって、まさかそのころは協会の会長になって繁昌亭を作ってということは想像もできませんでしたけど、やはり私の考えが浅はかというか、調子に乗っておごり高ぶってたんじゃないかと思います。もっともっと将来のことを考えて身を引き締めて厳しくやらなければやらないんじゃいけなかったのかなあと」と反省の弁を口にした。

 また、妻や家族に対しては「特に家族に対しては迷惑をかけたなあと思っております。特に嫁さんには結婚して44年ですけど、いま62歳ですが、本当にいろんな場面で苦労をかけて、経理のことなど一切任せておりますので、子どものことも着物のことも、なんかどういうわけか、そのへん私はその辺が芸人だと思うんですが、師匠からも芸人というのは人に優しく人に好かれて人を好きになって人に愛される芸人になれと言われていたわけですけど、一歩外へ出ると、どうしても家族のことを忘れてしもて、ふらふらやっていたのがいけなかったのかなぁと本当に反省しております」と述べた。

 そして「創作落語をおもしろいのを作っていくのが仕事だと、それしかないと思っておりますけど、いまネット社会になって、嫁さんはパソコンとかしませんけど、いろんなところから出てましたでと、外国からも情報が入ってくるもんですから、歯医者にも行かれへん、銀行にも行かれへんということで、ネット社会ということを甘く考えていた」と明かし「広がるぶんだけ世間が狭くなるというのか、そういうことを踏まえてやらなければいけないなあと反省しました。すべては、本当に身から出たさびで、これからは創作落語の会、300まであと40ほどですので、頑張っていきたいと思います」と続けた。